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利用者様を笑顔にする。(3階療養棟)

こんにちは、3階職員のKです。
突然ではありますが、京しみずには認知症棟があることを
ご存知でしょうか。
私が配属している3階の認知症棟では認知症の利用者様が
入所されています。
毎日穏やかでのんびりとした時間を過ごされています。
しかし、認知症の方は夕暮れになると急にソワソワしだして、
いつもとは異なる言動や「家に帰らないと」と歩きまわるなどを
してしまうことがあります。

こうした症状は、一般的に「夕暮れ症候群」と呼ばれています。

夕暮れ症候群が起こる仕組みは、現在の医学で解明されているわけでは
ありません。また、認知症の方すべてに起こるわけでもありません。

夕暮れ症候群の理由はハッキリしていません。
辺りが暗くなる頃に何となく不安を感じられる方もいます。
時計を見て「ご飯の準備をしなきゃ」「帰らなきゃ」と思う方もいます。
その理由はさまざまだと感じています。
私たちにできること。それは利用者様の想いを受け止め、寄り添うこと。
そして、その背景を知り、利用者様に「安心」を実感してもらえる
環境づくりなのです。

こうすれば必ずうまくいくわけではありませんが、
利用者様の言葉の中に解決できるヒントがあると思います。
なので日中のレクリエーションや夕方や夜のコミュニケーションを通して「クスッと」笑っていただけるケア対応を心がけることが
10月からの3階療養棟の目標になりました。

10月からレクリエーションに力を入れようと職員で話し合いを行い、
マンネリ化していたレクリエーションの内容を変化させ、まずは
準備体操として梅干し体操☺昔懐かしいゲームや漢字クイズ、
回想法など頭を使ったり、時々カラオケで懐メロを皆さんで熱唱したり、
座ったまま参加できる運動レクリエーションなど
毎日楽しかったと思ってもらえる、
ひとときを提供できるよう努めております。

午前午後と2回のレクリエーションを行い利用者様一人一人とコミュニケーションをとりながら職員も一緒に楽しくレクリエーションをしています!

楽器を使って歌を歌ってます🎤
何個入ったかな〜
たくさん入れ〜

歌を歌ったり、輪投げやしりとりなど色々なレクリエーションを行っている一部の風景をのせてみました!
レクリエーション中は集中され楽しまれており、
夕暮れ症候群という症状は軽減されているのでは?と思います。
利用者様は家のことや家族のことを毎日心配されており、今まで家事など
家族のためにしてきたことなどその感覚が残っておられる方が大半で、
夕方の時間に近づくと不安を感じて夕暮れ症候群が出てくるのではと
思います。利用者様が今何が不安なのか、どうしたら安心していただけるのか考えながら利用者様と関われたらと思います。


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