イタリアワイン用語 「vivace(ヴィヴァーチェ)」 の解説
このページではイタリアワイン用語の「vivace(ヴィヴァーチェ)」の意味や由来について解説しています。
イタリアワイン用語「vivace(ヴィヴァーチェ)」とは
弱発泡性ワインに用いられる用語です。
用語の使用に地理的制限は特になくDOPやIGTで許可されていれば、ワインのラベルに表示することができます。
ガス圧は約1気圧より少なく、炭酸ガスの生成法に制限はありません。
つまり、炭酸ガスを注入しても酵母による生成でもかまわないといことです。
英語ではLively, as in lightly bubbly wines.と表現されているので、フレッシュで生き生きとした軽い泡のようなイメージでしょう。
近いジャンルのFrizzante(フリッツァンテ)のガス圧は約1〜2,5気圧。
Fizzy(=シューシュー泡立つ・一般的な炭酸飲料に使用される)という表現をよくされています。
ちなみにSpumante(スプマンテ)のガス圧は約3〜6気圧。
こちらは直球でSparkling(=泡立つ)と表現される事が多い。
イタリアワイン用語「vivace(ヴィヴァーチェ)」の由来
「vivace」の由来は、クラシック音楽の速度記号のひとつです。
音楽記号では「活発に、快速に、生き生きと、速く」という意味で使われます。
速度記号ですが、速さだけでなく曲想も合わせて指示をするような用語です。
主な速度標語の中では早い方から3番目、♩=152〜176という速めの速度指示となっています。
また、「にぎやかな」「生き生きとした」という表現としても使われます。
これは「vivace」の語源の「Vivino=ラテン語の生きる」に由来します。
言葉の中には万歳を意味するイタリア語「Viva」が含まれているように、イタリア人のイメージに相応しい明るく生きるというようなイメージの言葉かと思います。
参考サイト
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