人間興味ないとか友達いないとか思っててごめん。

私は今までの人生で、自分が思っているよりもたくさん大切な人達に出会って、関係を築いて、私を大切にしてくれる素敵な人達に恵まれているのだということに、ようやく最近気づいてきました。

私は自分に卑屈になりすぎるあまりに、私のことを好きでいてくれる人のことも信じられていなかったのだと思います。

そして、連絡をとることを躊躇して、どんどん疎遠になってしまった人がたくさんいます。

その中には、とても大好きな、とても大切な人もたくさんいるのに、いつも自分から距離をとってしまっていました。

自分に蔑むあまり、自分のことを想ってくれている人のその気持ちまでも軽視してしまっていただなんて、わたしはなんてバカなことをしているんだ、なんて、今になってしみじみ思う。


そういえば入籍することになって、法律が保証する婚姻契約なんて興味ないなあと思っていたのだけど、まわりがびっくりするくらいお祝いしてくれてびっくりしています。

そりゃおめでとうくらい言われて、ありがとうございますと返すくらいのことはするだろうなあと思ってはいたけれど、「お祝い」をされるだなんて、小さい時に家族に誕生日を祝ってもらった以外記憶にありません。

結婚するよと高校の時に一番仲の良かった友達に報告をしたらお祝いしてくれることになって、それが今日だったんだけど。私とその友達と、もう一人一緒に遊んでいた三人でご飯を食べようということになってたの。

お店について、三人が揃って、プレゼントをもらったりして、ちょっとワイワイしていたら、「よう」って、なんか知らない男の人が席に座ってきたんです。

「え?」と思って。そりゃ思うんだけど。三人でご飯をたべることになってたから。でも友達二人はクスクス笑ってて。男の人も「よう」とか言ってて、あれ、どちらかの彼氏かなとか考えたけど見覚えがあって。よくよく見たら、私たち三人が唯一同じクラスだった時の、同じクラスの同級生だったんです。

あれ、いつの間にか、高校の同級生と付き合ってました〜サプライズみたいなやつ?とか頭ぐるぐるして。ぐるぐるしてる間もみんなはクスクス笑ってて。もはやどこから突っ込もうと思ってたら

また「あい、おつかれ〜い」って。ゾロゾロと。また二人。同じクラスの同級生の男の子が二人。

卒業式以来会ってなかったけど、私が勝手に大好きだった人たち。勝手にって思ってたけどそうでもなかったのかな。みんなのこと大好きだったし今でも大好きだなって思うよ。なのに、今まで全然連絡もとってなければ、今みんなが何してるかも知らなかった。

サプライズを仕掛けた女の子二人はクスクス笑ってるし、たしかにテーブルは六人がけだったけど「ソーシャルディスタンスだね」って言われたからすっかり信じちゃったよ。

私のお祝いという名目で、こんなに人が集まってくれるだなんて、思ってもいなかった。

うれしい。うれしいうれしい。

うれしいとごめんとうれしいが混同して、涼しい顔して16歳の時と変わりなく冗談言い合ってたけど、ほんとうに泣いちゃいそうなくらい、うれしかったよ。

友達、いるじゃん。大切な人、いるじゃん。私はいつでも周りの人に助けられながら、愛をもらいながら、ここまで生きてきたんだ。

興味ないなんてうそだよ。自分が人から友達として認められる価値のある人間だと信じれなかったから、興味ないことにして目をつぶっていたんだよ。

ごめんね。ありがとう。大好きだよ。

これからは私も人に伝わる形で愛を伝えていくんだ。大切な人にはちゃんと大切だよっていう。会いたい時に会いたいなって言う。それでよかったんだ。

本当にありがとう。

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