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日本人女性の特有体質

台湾人の友だちがワーホリで日本に長期滞在することに。

彼女とはじめて出会ったのは大学生の頃。

私が在学中に日本語教師TAとして台湾の大学で日本語を教えていた際に、彼女は現地のクラスの学生だった。

その当時から彼女はクラスの中でも1.2を争うほど日本語力に長けていた。そのクラスは1年生のクラスで授業はかなり初級レベルだったため、彼女にとっては相当簡単だったはずだ。

彼女は日本語会話に飢えていた。
その堪能な日本語力を活用する場が足りていなかった彼女が、同い年の日本人の女の子である私と仲良くなるのに時間はかからなかった。
当時何人かの台湾人の友人がいたが、今でも定期的に連絡を取っている友人はほぼ彼女ひとり。

優しくて女の子らしくて努力家な友人。
彼女がINFJなのは納得である。(私と1番相性いいやつ?らしい)

彼女の日本語習得の根源、それはアイドルだった。彼女は「ジャ◯オタ」なのだ。(ちなみに推しは某動物番組に出ていた彼である。)ファンとはツイッターで繋がり、同担ウェルカムなガチファンだった。推しとは何かを教わったのは紛れもなく彼女からだろう。

そんな彼女がコロナ禍を経てようやく念願の日本でのワーホリが決まり、この前久しぶりに会うことになった。
とはいえこの数年の間にもちょくちょくお互いに旅行などで行き来して会うことはあったので、実際的には1年ぶりというところ。

私のイチオシのお花屋さんが併設する素敵なカフェでランチをすることに。
彼女がセットメニューからホットティーを頼んだのを見て、おもわず「アイスじゃなくていいの?」と聞くと、「今日女の子の日なんだ、」と。

その日は別に暑い日ではなかったが、さして冷える日でもなかった。ケーキセットならまだしも、ランチの時にホットティーを注文するという発想は私にはなかったが、注文を終えて店員さんが去ったあと彼女がこう言った。

「日本人って生理の時でも冷たいもの食べられる人多いよね。」

あー、、、、?
言われてみるとそうかも。人にもよるのかもしれないけど。

少なくとも私は生理の時でも気にせずアイスが食べたい。というか気分がアガらないからこそ好きなものを食べたい。
いつだって冷たいお茶が飲みたい。
もちろん温かいのを飲んだほうがいいのはわかってるんだけど。

「台湾人は生理の時に冷たいもの絶対食べないの。私こっちきてから今回はじめて生理来たんだけどまじで人生で1番生理痛ひどいかも笑」

年中冷たいものを飲んでいそうな国なのに意外だった。沖縄から飛行機で1時間半の距離にある国というと温度感は想像しやすいだろうか。
もちろん春夏秋冬はあるのだが、まず雪は降らない。

台湾でクリスマスを過ごしたことがあるが、当日の最高気温は30℃近く。普通に半袖で出歩いていた。夏の気温はもちろん高いが、湿度はなんと90%近くもある。夏のある日の私が見た湿度は96%だった。もはや水中…

話は変わり、もうすぐ紅葉の季節だから楽しみだねというと、
そうなの?と目を輝かせていた。

そうだよ、紅葉とか桜とかね、
紅葉狩りとかお花見に行きたいから、予定が決まったらその日までにいつから色づいたりいつ頃に満開になるかずっとチェックしちゃう笑 桜だと直前で雨が降って散ってしまったり、なかなかあたたかくならなくて当日になっても3分咲きくらいだとショックなんだよね笑

ウェザーニュースアプリを見せて、東北の方はもうすぐ色付きそうだねと教えると、そのアプリわたしも入れたい!と喜んでいた。

そうか、こうやって季節がゆっくり移り変わるということを知らないんだ。

日本人は肌でその移りゆく季節の温度変化を感じ、それを日々の体調に順応させているが、
それは日本人の体質として根付いているのだろう。急に暑くなったり寒くなったり三寒四温を繰り返して季節はめぐるということを私たちの体は覚えているのだ。

晴れの日が多いことも日本の特徴である。

こと台湾ではくもりが日常、雨の頻度は週1、くもひとつない晴れの日なんてのは極めてレアである。屋久島では雨が降りやすいというのを聞いたことがあるが、まさにそんなかんじだ。

他のアジアの国にも行ったことがあるが、晴れの日が少ないどころかそもそもアジア圏の他の国はバイクの通行量が多く、排気ガスで常に空気が曇っている状態にある。

欧米では晴れの日は多いのだが、空の色が日本のそれとはまるでちがう。実際に目で見て思ったことは「なんかすごく真っ青」だった。
小学校のころ絵の具で見た謎の「セルリアンブルー」という水色はきっとこれにちがいない。

「日本晴れ」に象徴する空の青さはまさしく「空色」だと思うのは私が日本人だからなのだろうか。

追伸
そういえば日本人と韓国人しか海藻を消化できないというのは本当ですか?

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