ぶらり途中下車の旅
“ぶらり途中下車の旅”は毎週欠かさず見ているテレビ番組である。散歩好きの私にとっては、こうした情報バラエティ番組はバイブル的な存在である。中でもこの番組は、歴史が長く、毎週の旅人により内容が異なるのが楽しい。今回は三浦祐太朗さんによる中央、総武線の旅であった。旅人の素が垣間見られることもある。初登場の三浦祐太朗さんは、言葉遣いや所作で育ちの良さと人柄がよく出ていた。芸能人としては、ある意味珍しいタイプに思えた。
私は風間トオルさん、太川陽介さんや小島奈津子さんの回は、とくに好感を抱いて見ている。その理由として、訪れる店舗で何某かの商品やサービスを必ずと言っても良いくらいに購入するところである。訪問する店舗が旅人にとって、必ずしもハマる訳ではない。しかし金額の多寡ではなく、何かを購入することが紹介する店舗への礼儀と考えられているのではないだろうか。店の方と散々話した挙げ句、何も購入しないまま退店すると、視聴者側にも情報が伝わらないこともある。そうした効果を考えられての行動ではないかと勝手に思いを巡らしてしまう。
東京は日々アップデートされる都市。ワンパターンではあるが、このような番組が続くことを願っているのは私だけではないと思う。