VRゲーム「Legendary Tales」のススメ ー珍翻訳で心折れそうなあなたへー
はじめに
物理エンジン近接系のVRゲームでぶっちぎりで面白いしオススメの「Legendary Tales」。でもフルプライスだしなんか映像ショボいしって立ち止まってる人の後押しや、買ったは良いけどよく分からんと放置してる人の手助けになれば幸いです。
全体的に機械翻訳なので単語や用語の翻訳が統一されていなかったり、日本語として効果を読み取り難い部分が多い。なので操作方法やスキルの説明などをできるだけ分かりやすくまとめようと思います。
注意点や基本説明が中心で優先スキルや強スキルなどは書きません。単純に自分が初手最効率プレイが好きじゃないからです。ハメ技や強武器、強スキルは調べるとすぐ出てくると思うのでそちらを参考にしてください。
操作方法はPSVR2準拠
プレイヤーの攻撃
基本的に武器の有無や種類に関わらず腕を振ると攻撃となります。ある程度の速度がないと攻撃判定は出ない(当たり判定はある)ので注意。
①近接攻撃の種類
弱攻撃はかなり威力が下がるので他のゲームであるような細かく腕を振る戦法は使えない。強攻撃判定の時間は武器によって異なり両手持ちの方が間隔が短い。また両手で別のカウントなので2刀流は交互に攻撃すると良い。
②ダメージの種類
・斬撃 → 武器の刃が敵に当たるように攻撃
・刺突 → 武器の先端が敵に刺さるように攻撃
・打撃 → 拳や武器の刃以外の部分で攻撃
この3種類がゲーム内では翻訳が統一されていないので厄介。斬撃もスラッシング、スラッシュ等。打撃もマニュアルだとブラッジニングだが、かなり表記ブレが多い。この記事では上記で統一します。スキル発動条件や武器の付随効果も種類で分かれているので大事。
③投擲攻撃
武器を投げつけても攻撃判定が発生し、当たった敵は一定時間無防備になります。しかし、とにかく難しい。当てる以前に投擲判定にさせるのが難しい。イメージとしては弧を描いて投げる軌道ではなく、紙飛行機を飛ばすような水平移動をする感じ。攻撃判定の音(武器を振る風切音)が鳴ったタイミングでボタンを押すと成功しやすい。下手投げが楽かもしれない。
④魔法攻撃
魔法は種類によって発動方法が異なるので、覚えたら発動方法をしっかりと確認しておきましょう。上記は一番最初に覚えられる基礎魔法の発動方法になります。素手の場合は発動時にパンチの動作と共にボタンを押すとダメージ増加、杖の場合はボタンを押すだけで発動です。なお杖の場合はアイトラッキングで狙いをつけることになります。
⑤弓矢で攻撃
動作的にはよくあるVRゲームの動作なのですが、他でよくあるエイムアシストが皆無のため、始めは当てにくい。重力の影響も速くでるので超遠距離は出来ないし、しっかりとつがえないと攻撃にならない。
手で持った矢にも当たり判定はあるので、攻撃したりガードしたりも可能。また手に持った矢を敵に直接刺すこともできる。刺した矢を素手で引っこ抜いてまた放つこともできる。……が刺さった矢は割りと早く消滅するので難しい。
敵の攻撃
基本的に敵の攻撃は無効化できるので、無謀な多数戦をせず落ち着いて対処しましょう。攻撃前に頭上に魔方陣が浮かぶ攻撃は無効化できないので回避すること。
①近接攻撃
基本的に上下左右と斜め方向の8方向と突き攻撃。プレイヤー同様に武器全体に当たり判定があるので、刃先だけじゃなく腕全体が武器だと思って対処すること。フェイントもある。2刀流で2方向から攻撃してくる敵もいるが片手を止めるだけで大丈夫だったりする。
パリィとガードで対処可能。
②遠距離攻撃
弓矢や石、魔法等で遠距離攻撃をしてくる。全てこちらの攻撃かガードで対処が可能。石や魔法は近接攻撃で敵に跳ね返す事が出来るが、弓矢は出来ない。敵の遠距離攻撃にこちらの弓矢を当てると相殺できるがカッコいい以外にメリットはない。
パリィとガード
敵の近接攻撃に対して武器を振ると「パリィ」となり攻撃を中断させることが出来ます。その際の武器を振る速さで2種類に分かれます。ゲーム内の他のスキルでは「ファリング」等翻訳されてますがパリィと読み替えるようにしましょう。記事内では「パリィ」で統一します。
一部のボスはパリィによる硬直が発生しない。
①ソフトパリィ
敵が仰け反って後退します。敵と距離が開くので追撃は難しいが、複数戦のときの敵のコントロールには役立つ。あえて狙うのもあり。
②ハードパリィ
敵がその場で少しの間、硬直します。他のスキルの発動条件になっていることが多い。長い武器だと振る切る前に敵の武器に接触してソフトパリィになることもある。
③ガード
盾や武器を構えてるだけの場合はガードとなり、パリィのように相手の体勢を崩したり出来ないが攻撃を無効化したり軽減できる。小さい武器で狙うのパリィより難しかったりする。
キャラクターレベル
敵を倒しても経験値が入らず、対応する武器で攻撃することで経験値が入ります。レベル上限が50のため、適当に武器を振っていると、各ステータスの上位スキルを取れずに終わってしまうので注意。
ゲーム内の翻訳では微妙にブレたりしているので、記事内では上記に統一。序盤でどのステータス伸ばすか決めるのが無難。スキルに目を通したり、いろんな武器を触って自分が楽しそうなステータスを選ぼう。
ショートカット起動/選択
右手と左手に上下左右の4個の計8個のショートカットスロットがあります。長押ししながらスロットに手を合わせて離すと仕舞ったり取り出したり出来ます。予備の武器や鍵、ポーションをセットするのがオススメ。
重要な点として死亡してもショートカットの装備は落とさない、アイテムバックと独立していることが上げられる。
アイテムを所持品に入れる
メニュー画面で表示されるポインターが見えないだけで常時あると考えるとやり易いです。「PULL DOWN」の誤訳で右スティック押し込みと間違えやすい。手に持っているものをしまいたい場合は一度離して右スティック下を入力しよう。
素材系のアイテムを取り分ける
アイテムに関しては説明不足と日本語の読みにくさで分かり難いです。記事では左手に袋(まとめたアイテム)を持って、右手で取り分ける場合で説明します。
①一個だけ取り出したい場合
武器の作成や錬金術を行う際に必要になる動作。ポーションを複数作成するとまとまってしまうのでポーションの使用の際にも必要な操作。なお、ポーションの袋を腰に装備し一本づつ取り出すことも可能。
②半分にしたい場合
錬金術や鍛冶などでまとまった数を使いたいときに使う動作。正直あまり必要ない。
③アイテムをまとめたい場合
イメージとしては置いてあるアイテムを袋で押し潰すような動作です。所持品の自動ソート機能が無いのでアイテムが散らかりがちなので、休憩をかねて小まめにやると所持品欄がスッキリします。
スキル
入手したスキルポイントで各種スキルを解放できます。メニュー上部の「緑色の本」のアイコンがスキルのタブです。チュートリアルでは説明がないので忘れがち。スキルの説明欄が機械翻訳の魔境となっているので要注意。スキルには条件を満たすと自動で発動する「パッシブ」と対応するボタンを押して発動する「アクティブ」の2種類がある。
翻訳が分かりにくいスキルやスキルの注意点を具体例をあげていくつか取り上げていきます。
①スウォッシュバークラー
「窓」って書いてありますが「槍」です。短剣または槍とバックルの装備で効果発動です。ちなみに「swash bukler」も熟語なので「向こう見ず」とか「大胆な戦士」って意味になります。
②すぐれた手先が器用
武器取りとありますが敵の武器を奪うという意味ではありません。空いている方の手で武器を掴む、武器を持つ手を入れ換えるという意味です。たぶんスキル名称の翻訳も合間って意味不明。「華麗な武器捌き」辺りが本来の意味に近いと思われる。
③武器の達人
これは表記ブレとして紹介です。分かりやすい部類ですが「刺さる被害」は「刺突ダメージ」です。斬りダメージのすぐあとに刺さる被害なので、ひとつのスキル説明欄のなかですら翻訳が統一されていない。
④ハーフ・ソーディング
表記ブレの例として。「ファリング」は「パリング」です。力武器はわかると思いますが「STR」特性の武器です。ロングソードなどのSTR特性の武器を両手持ちしてパリィすると、確定でハードパリィになるスキル。
⑤乱雑な切断
パッシブスキルは書かれている条件を全て満たす必要があります。このスキルで言えばHP30%未満の敵をハードパリィした後に、脚に打撃属性の攻撃を当てると発動します。近接武器とありますが弓で殴っても効果は発動するので遠距離攻撃以外という意味だと思います。投擲攻撃は前述の通り狙うのが難しく試せていません。
さいごに
だいぶ長くなりましたが、序盤はなかなかの死にゲーでキングスフィールドやダークソウルをVRにしたようなゲーム感覚なので好きな人はとことんはまれる。翻訳がなかなか厄介でそこで躓いて止めてしまってはもったいないゲームなので是非諦めずに遊んで見て欲しい。アップデートも定期的に入ってバグ修正や当初に比べゲームプレイについて、わかりやすさの向上もしています。
重要そうなを選んで記事にしましたがごく一部です。会話文やゲーム進行の仕方も説明不足だったり日本語わけわからんちんなので、反響があれば第2弾書くかもしれないです。
このゲームのためにVR機器をかっても損はしないと思うので是非買おう。日本で売れればまともなローカライズ会社がついてくれるかも知れないからね。