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「仕事を楽しめない人は、『過去の教育』で失敗している」(サー・ケン・ロビンソン)を改めて考えてみよう
あなたは仕事が楽しいでしょうか。
英国の作家、講演家であるサー・ケン・ロビンソンは、こう言います(原文は英語)。
自分の仕事を楽しめない人が大勢います。
この人たちは人生を黙々と耐えて生きるだけで、仕事から喜びを見いだすことはありません。
楽しむというより、耐えながら週末が来るのを待つのです
この言葉にドキッとした人もいるのではないでしょうか。
しかし、そんな人ばかりではないようです。
一方で、仕事が大好きで、他のことをするなんて考えられない人もいます。
やめろと言われたりしたら“訳が分からない”という顔をするでしょう。
彼らにとって、それは自分の存在に関わることだからです
しかし実際は、ごく少数派であると述べます。
では、なぜ大多数の大人が「迷子」になっているのか。
そしてその原因の一つとして、彼は教育を挙げるのです。
仕事が楽しくない人は、「教育」でつまずいている
かつてよく、「世界で最も再生された動画」として有名になったのが、彼2008年のTED動画「学校教育は創造性を殺してしまっている」です。
7800万回以上再生され、世界の教育界に大きな影響を与えました。彼の思考はアニメーションにもなっています。
2010年代の私の思考に大きな影響を与えた人です。
今日は以下のブログとYouTubeで彼がどんなことを言っているかを紹介します。
Sir Ken Robinson (2010), BRING ON THE LEARNING REVOLUTION
教育がその人の生まれ持った才能から人を引き離してしまっている
彼は画一的な教育が多くの人を「持って生まれた才能から引き離し、工業製品にしてしまっている」と言います。
教育はある面で多くの人を、持って生まれた才能から引き離すものだからです。
人の才能は天然資源と同じで、深い場所に埋もれています。探さないと見つかりません。
表面に転がってはいません。才能が現れ出る状況を作る必要があります。
教育がそのための手段だと思うかもしれませんが、多くの場合そうなっていません
ロビンソン氏の「学校教育は創造性を殺してしまっている」では、本来、ダンスが好きなのに、学校教育では落ちこぼれと断定され、創造性を殺されそうになったダンサーの話が出てきます。
そして、「一本道」という考えを批判します。日本でいう「いい大学に入って、人生のレールに乗る」という考えですね。海外にもこうした考え方があるのです。
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