「あなたはもう終わった人」と宣告されるとき
こんにちは。
突然ですが、先日マレーシアの小学生の卒業発表を見たのですが、素晴らしすぎて衝撃でした。スピーチ自体も、ポスターやロゴのデザインも、内容も凄かった。最近の周囲の子どもたちには、つくづく「敵わないな……」と思います。
プログラミングとロボティクスを学び、3Dプリンタで発明の試作品を作る中高生。論理的思考も、スピーチも得意で、歴史や地理の知識も豊富です。英語はもちろん、3カ国語くらいできるのが当たり前です。
私なんて、プログラミングは挫折。簡単だと言われるマレー語にも苦労し、30年もかけてまだ英語をやってる始末。日本語も書けば間違いばかり。もはや子供に教えられることは、ほとんどない。
この世代交代、いつの時代にも起きていますが今回のはキツいですね。
いつの時代も世代交代が起きている
ミュージカル映画「バンド・ワゴン」は、一世を風靡した落ち目のダンサーが、「あなたの時代は終わりましたよ」って突きつけられる話です。
主演のフレッド・アステアは、実際このとき「終わった人」扱いされていたそう。
冒頭から、「過去の人」「化石」「博物館に展示したら」「(持ち物は)50セントでも売れない」と言われたい放題です。こんな自虐的な映画によく出たなーと感心してしまいます。
体の衰えを自覚しているところに、「あなたの活躍する場所はもうないんです」と言われ続け、ぶちキレるんです。
この話は誰もが他人事ではないと思う。
映画が作られた1950年代、ミュージカル映画自体も、ロックに押されて落ち目でした。その後、ロックでも世代交代が起きて、70年代後半には古いロックが「恐竜扱い」されるんです。
栄枯盛衰。本当に避けられないんですね。
そしてその度に怒る人、キレる人が出てきます。
キレる人が増えるわけ
問題は、時代の変化が早すぎて「仕事がなくなる人」のスピードが恐ろしい勢いで進んでいることです。
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