学ぶことは、「変わる」こと。でも他人を変えることは難しい
学ぶことは、「変わる」こと。
今勉強している大学院でも、子どもが通った高校でも、こう言われます。
だから教育は、ぶっちゃけていうと、「他人を変える」ということです。
つまり、それはすごく難しいんですよね。
なぜなら、人は基本的に変わるのを拒む生き物だからです。
他人を変えることは根本的には「できない」けど、教育者はどうするのか?
大人はよく言います。
「夫が変わってくれない」「妻が変わってくれない」
「上司がわかってくれない」
この大変さには、多くのかたが気づいているはずです。
「遺伝子でほとんどが決まり、環境要因は少ない」と主張している人がいますが、本当にそうだとしたら、教育にはほぼ意味がないことになってしまいます。
本質的に他人を変えることは基本的にできないと、私も思ってしまいます。
だから本来、無理矢理に他人に何かを「学ばせる」ことは難しいのです。
もちろん、強制的に「学ばせる」こともできないことはない。
「勉強しないと大変なことになる」と脅したり、「勉強できたらお金をあげる」とかご褒美で釣ったり、スパルタ式の塾に入れて無理やり学ばせることもできます。
でも、それには、研究により、長期的な害があることがわかってきています。
なんでかというと、自発的でないアプローチは短期的には効果が出ても、長期的には害があることが、さまざまなエビデンスから明らかになっているからです。
先日も書いた通り、「内発的でない」学びをずっとしてきた人は、「ご褒美」や「他人からの強制」がないと学びをやめてしまいます。「学ばない大人」には、実はこういった背景があるのでは、と思います。
私は英語学校のインタビューをしていますが、やはり「自発的な何か」がある人と、ない人では、上達に差があるなと思ってしまいます。
大人の学びも同じだよね
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