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「~しないと~になるぞ」に脅される親たち

こんにちは。野本です。

この記事、たくさんの反響をありがとうございました。

私は、このお母さんに同情したのです。
そして人ごとではない、と書きました。
そしたら、読者の雫石さんからこんなコメントいただきました。

我が家も同じく小1からの不登校を一通り経験してきて思うのは、親自身の中に無意識の恐怖と不安が刷り込まれているということです。

~しないと~になるぞ。
という声が、どこからか聞こえてしまうように脅されて育てられてきている。

もうこれね、わかります。
わかりすぎて、どうしても書きたくなりました。

情報が多すぎる弊害とは

日本の病院でのこと。
赤ちゃんを産んだあと、産後の皆に配られた袋には、ミルクのサンプルと早期教育のチラシが入ってました。「赤ちゃんのうちに、英語のDVDを見せましょう」と。そのことに、私はびっくりしたのです。

その後も、なぜかポストにはDMが入ってきますし、育児雑誌や育児本、ありとあらゆるところから、いろんな情報が入ってきます。
そして、怖いことが書いてあるわけです。

「机に向かう習慣を小さい頃につけないと、落ちこぼれて困るのはお子さんですよ」
「3歳までに早期教育を開始しないと、良い学校に入れなくて負け組になりますよ」
「ゲームをやらせるとゲーム脳になって危険ですよ」
「母国語しっかりやらないと、後で困りますよ」
「小さい頃に音楽をやらせないと、頭がよくなりませんよ」
「学校に行かないと、社会性が育ちませんよ」

などと、もうね、たくさんの怖いことが言われてる。
「・・・しないと、困りますよ」と。

この裏には大人たちの「子育てに失敗したら、どうしよう」という恐怖がある。それから、「何かを売りたい」と思っている人たちの思惑もあるかもしれませんね。

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