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終身雇用制度が崩壊すると社会はどう変わる?

終身雇用制度がついになくなりそうです。

今日は終身雇用がなくなると、どうなるのか、というお話です。
結論から言うと、短期的にはいろいろ大変だけど、長期的には社会は良い方向に向かう。ただし、痛みはかなり伴う、と言う感じかな。

サラリーマンは、気楽な稼業だった

60年代、クレイジーキャッツというお気楽なバンドが「サラリーマンは、気楽な稼業ときたもんだー」と宣言。「無責任一代男」で、いねむりしながらハンコ押してても社長になったと歌ってましたね。

みんなサラリーマンで牧歌的な時代でした。昔はこんな歌が流行ってたんだなーと思います。歌詞が気になる方はここからどうぞ。

ところで、終身雇用制度がなくなると、どういう世界になるのでしょうか。

私の住むマレーシアをはじめ、近隣のアジア各国では、終身雇用制度なんてありません。
一部の日本人だけが違う世界を生きている、って感じかな。

ですから、今現在、マレーシアで起きていることは、日本でも起きるんじゃないかな。
今日はそんなマレーシアに住んでいる私が「日本はこうなりそうだな」と思う仮説をご紹介します。
しばしお付き合いください。

会社員は魅力のない選択肢に堕ちていく

まず、会社員が気楽で美味しい職業ではなくなります。
マレーシアには会社員を羨ましがる人は、少ないです。

一部の仕事を除いて、会社員って、だいたい給与は安い上に自由がきかないので。おまけに面倒な上司がいたりします。

日本人でも、本社採用の駐在員と現地採用の待遇の差が言われています。終身雇用が崩壊すると、いずれは一律、現地採用と同等になるのではないでしょうか。低い方に統一される。

実はマレーシアでは、勤務医なんかの給与も低いです。銀行員の給与も聞いてびっくりの安さでした。

余談ですが、医師の知人、子供達に「医者にだけはなるな」って言ってました。マレーシアはお医者さんが余っていて三軒ごとにクリニックがある、と。ところ変われば常識は変わります。

一方で、グーグルやマイクロソフトなどのIT起業は給与が高めとも言われます。つまり、会社員の給与は一概に低いとも言い切れず、職種によって変わってくるってコトです。

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