グローバル社会に必要な能力とは何か。
英語? 積極性? 明るさ?
さんざん使われている言葉ですが、いまいちわかっていない人も多いと思います(私もそうでした)。
大学院で学びました。
本日紹介するのは、経済開発協力機構(OECD)とアジア・ソサエティーが共同で作った「グローバル・コンピーテンスを急激に変化する世界で教えるには」という小冊子です。
Asia Society/OECD (2018), Teaching for Global Competence in a Rapidly Changing World, Asia Society, New York, URL: https://doi.org/10.1787/9789264289024-en
OECDとグローバル教育センターは、グローバルに通用する若者の条件として、以下の4つを挙げています。抄訳します。
そして、それぞれの能力を以下のように定めています。
これがPISAで測られる「グローバル能力」というわけです。
授業で具体的にどうやってこの能力を鍛えるか?
具体的にではどう授業に落とし込むのか。長男の学校には「グローバル・パースペクティブ」という授業がありました。
しかし、OECDでは「グローバルの授業を作る必要はない」としています。