見出し画像

「準備」という罠に引っかからないために

こんにちは。野本です。

知り合いに、なかなか英語を話せるようにならないと嘆いてる人がいます。

聞いてみたら、「もう少し、できるようになってから話したい」と。
完璧に文法の間違いがなくなってから、口に出したいんだと。

一方、イギリスのサマースクールで出会ったイタリア人が、英語を習った初日から、「アイ・アム……」と頑張って話してて驚きました。
そうか、習った初日から強引に話しちゃうんだ……! と衝撃を受けたものです。

実は、語学って間違いながら、恥をかきながら上達していくものだったのですね。

しかし、なぜか「間違えちゃいけない」「完璧にしたものを出したい」と思ってしまう人が多いんです。

今日はこの「準備の罠」について書きます。

準備しすぎな日本の人たちは部活で作られる!?

日本の部活やお稽古事って延々と基礎練習をすることが多いです。

私は小さい頃からピアノを習いましたが、そういえば「ハノン」「ツェルニー」といった基礎練習、延々とやらされ、初めてベートーヴェンを弾いたのは、だいぶ経ってからでした。

ここから先は

1,445字

世界から学びたい人へ。日本でも役立つ教育・語学・社会の最新情報をお届けします。掲示板で他のメンバーと…

世界から学ぶ メンバーシップ

¥1,200 / 月

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。