ステイホーム中に見たオススメの映画10本
こんにちは!
日本は連休ですね。
我が家では、自宅篭城中、家族でほぼ毎晩のように、映画を見ています。
私は比較的ニッチで古い映画が好きなのです。
面白いのは、「(映画が)描いている時代」と「作られた時代」の二つの時代背景がわかること。
「こんな表現が許されてたんだ」とか「こんな道徳があったんだ」とか、時代によって人々の基準が違うことに驚きます。
自宅から出られない制約の中でみると感慨深いものも多いです。
どれもアマゾン・プライムで100-300円程度でレンタルできました。
多分レンタルや Netflixなど、他のサービスにもありそうです。
では行きます!
「コンチネンタル 」(1934年)
世界恐慌後半の白黒ミュージカル映画です。フレッド・アステアのダンス、軽い脚本、現実を忘れて楽しい世界に埋没したい人におすすめ。恐慌が起きる中、ブロードウェーの予算が減らされ、大規模なダンスは映画になったとか。恐慌直後でも、人々はこんなミュージカル映画を楽しんでいたんですね。主人公たちの行動の軽さに当時はこれが許されてたんだーと驚くかもです。
「心の旅路」(1942年版)
こちらは、第二次世界大戦中に作られた映画です。「チップス先生さようなら」のジェームズ・ヒルトン原作。舞台は第一次世界大戦直後のイギリス。心優しい人たちが織りなす恋愛ドラマですが、お金や地位の意味するものはなんだろう? と見るたびに考えさせられる。
「ガス燈」(1944年)
自宅を舞台に展開するサスペンスものですが、より心理描写に重点が置かれています。この主人公もなかなか「家を出られない」という状況で生活していますので、変なところで共感してしまうかも。イングリッド・バーグマン主演。
「カラミティ・ジェーン」(1953年)
現実を忘れたい人に、ミュージカル映画はお勧めです。開拓時代の米国。実在の女性ガンマンジェーンは男装で軍服を着ており、プロの斥候でもあったそうです。ジェーンを演じる大女優ドリス・デイの歌と演技が素敵です。怒るとすぐに銃を出す人たち、なんとも言えません。
「サイコ」(1960年)
ヒッチコック監督のホラーの名作です。これ制作は1960年だけど、モノクロなんですよね。久々に見てみたけど、テンポが早く、映像が美しい。ただ本当に怖いので注意。映像が頭に残ります。
「2001年宇宙の旅」(1968年)
キューブリックの有名作。長い映画で、当時人々が想像していた2001年の宇宙旅行を描いており、2020年の今でもこの想像に現実はまだ及んでないことがわかります。ロシア映画の「スペース・ウォーカー」も現実っぽくていいのですが、こっちはとことん非現実的。宇宙飛行士ものは外にマスクなしで出ると死んでしまうので、外出できない今と重なります。
「ミザリー」(1990年)
スティーブン・キング原作のホラー。ほとんどのドラマが家の中で展開します。「ファン心理」の怖さ、思い込みの激しい人の怖さを描いてます。こういう思い込みが暴走する人は結構身近にフツーにいるので怖いですね。怪我で家から出られない主人公の状況は、今と重なります。
「ナポレオン・ダイナマイト」(2004年)
現実から少し離れたい人向け。製作費の低いインディーズ作品だったそうですが、根強いカルト的な人気があるそう。田舎の冴えない街を舞台に、やる気のないオタク少年を取り巻く人間模様は現実的なようで、御伽噺みたいで、とてもイイ。
コンテイジョン(2011年)
風邪ににたウイルスが蔓延する世界が舞台の映画。今の状況を予言していたと言われ、話題です。パニック映画ではなく冷静な視点で描かれてます。どうやって感染が始まり、どう終わっていくかの一つのパターンが見られるようになっています。
「インターステラー」(2014年)
植物の疫病や気候の変化で、食糧不足になった地球が舞台。学問は排斥され、こっそり活動しているNASAが宇宙に活路を求めるーーというストーリー。「こうなるかも」と思わせる要素も。後半は宇宙旅行を擬似体験。相対性理論をもとにした不思議な世界が展開します。繰り返し見たくなること請け合いです。
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以上、いかがでしょうか。このほかにも「天使にラブソングを」「チャップリンの独裁者」「戦争と平和」「時をかける少女」そのほか、たくさんの作品を見てきましたが、どれも面白かった。
我が家のルールは、家族(子供も含め)全員が、自分のお勧め映画を順番で推薦すること。自分では絶対見ない映画(例えば私なら子供が大好きなホラー映画)を見るので面白い。世界が広がるし、「どこが良かったのか」などといろんな話が広がります。友達同士でやっても面白そうです。
お勧めの映画あれば、コメント欄でお知らせください。
また上記の映画、もし見たら感想などお聞かせてください。
それではまた!
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