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家庭で、学校で「ルール」を作るための3つのモデル
よく、「子供のゲームの時間をどうやって決めたらいいか」と聞かれます。本日はルールの決め方についてです。
最近の学校には「生徒と先生が一緒にルールを考えて決める」ところがあったりします。一方で、伝統をルールとして課している学校もあります。
教室のルールもさまざまで、中には「一人一人によってルールを変える」と言っていた先生もいました。
ルールをどう決めるかには3種類ある
大学院で、教室の規律維持のためのモデルを学びました。
家庭にも応用可能かなと思います。
特にルイスの分類(Hue,M.et al.,2008)が最もシンプルでわかりやすかったのでご紹介します。
まず、モデルとして以下があります。
教師主導
教師が生徒の行動を決定する。生徒の行動をコントロールするために、報酬と罰が用いられる。(Hue, M.et al.,2008)
グループ指向
教師と生徒が一緒に生徒の行動を決める。不適切な行動には、楽しい結果と不快な結果が一緒に設定される(Hue, M.et al.,2008)
生徒指向
生徒が自分の行動を決定するモデル。他者への影響を観察した後、自分の行動を修正する(Hue, M.et al.,2008)
私はこのうちの「グループ指向のアプローチ」が面白いなと思いました。
「グループ指向のアプローチ」では、生徒の主要な社会的欲求は「所属すること」だと考えます。
人間は社会的動物であり、「仲間に認められたい」「バカにされたくない」といった所属欲求が、逆に問題行動の原因になっていることが多いと考えるのです。
これ、かなり自然じゃないでしょうか。
仲間によく思われたくて悪ぶったり、友達の前でトイレを我慢したり……そんな記憶ありませんか。
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