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アメリカ大統領選で明らかになった大手メディアの立ち位置とPodcastの強力さ

私、米国の政治については完全門外漢ですが、ひとつの見方として。

個人的に一番面白かった解説は現地在住の松井博さんの分析でした。

そして今回は、大手メディアの予測が大きく外れ、 米国では、音声配信、特にPodcastがひとつの力として作用したと言われています。

ブルームバーグのVlad Savov氏は、ジョー・ローガンのようなPodcastがどれだけの影響力を持っているかについて分析し、「ポッドキャスト選挙」と書いています。

https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2024-11-06/podcasts-didn-t-decide-this-election-but-they-helped

松井さんも指摘していますが、特に、ジョー・ローガンの人気Podcast「Joe Rogan Experience」がこの選挙に果たした役割、少なくないのではないかな。ジョー・ローガンは、アメリカのコメディアン兼プロレス解説者で、現在は「世界一のPodcast配信者」と呼ばれています。

以前も紹介しましたが、Joe Rogan Experienceは、コロナ禍の頃にワクチンに疑義を挟む医師のインタビューをアップしたことで炎上し、Spotifyからニール・ヤングらが楽曲配信を停止したことでニュースになりました。

そのジョーが、今回の選挙では、トランプ、バンス、イーロン・マスクと立て続けにインタビューし、直前にトランプ支持を打ち出しました。カマラ・ハリス氏にもアプローチしたようですが、成功しなかったようです。

Wiredでもこのポッドキャストの影響力について書いています。

大手メディア・SNSでも操作されてしまうことが明らかに

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