誰にでも鍛えられる「インタビュー力」のヒント
こんにちは。
最近こんなツイートをしました。
インタビュー力、身につけておくと結構おいしい技術なのです。
しかも誰にでも鍛えられると思います。
今日は私なりの方法論を少しだけご紹介します。
「他人の話を聞く技術」は意外にいろんなところに生きる
まずは実際にインタビューを受けた経験がある方から。
インタビュアーが自分の作ったストーリーに誘導し、「答え」を自分で言ってしまう。これ、本当にあるあるなんです。
すると、「そうですね……」「はい」みたいな言葉しか引き出せずに、原稿が作れず自爆します。私ももう20年やってますが、たまにやってしまいます。
なぜこうなるかと言うと、このかたの指摘の通りなんです。
順番に私なりに解説します。
「沈黙が怖い」
質問したとき、相手が考えている沈黙時間が怖くて、つい口を出してしまうーーこれは結構あるあるです。相手が考えている時間を大事にすること。沈黙が怖くてつい先に答えを「こういうことですか」とか言っちゃうこともあるんだけど、誘導質問になってしまう。
特に子どもや普通の人にインタビューした場合、相手は話慣れていないので、ゆっくり考える時間が必要になります。
よく、親子面接で、子どもに「あなたは何が好きですか」と質問しているのに、「あ、・・ちゃんは音楽が好きなのよね?」と親が答えてしまうことがあります。すると子どもは「ウン」としか言えなくなり、言葉が引き出せなくなります。たまには待つこと、重要。
相手に考える時間を与え、答えをときには待つことかな。どうしても出なかったら誘導しないように助け舟を出す感じです。
「寄り道」を恐れない
これもその通り。
質問に対し、自分の予想と違う回答が返ってくること、たくさんあります。そんなときに、「次の質問をしなくちゃ!」と焦るのではなく、「それってどういうことですか?」と、ときには寄り道すること。
すると、思ってもみなかった世界が聞けて面白くなります。
ときには、こちらの前提条件が間違っていることがわかり、予定質問をインタビュー途中で全部変更することもあります。
知ったかぶりをしない
これも無茶苦茶大事です。知らない言葉が出てきたり、わからないのをそのままにしてインタビューを進めると、話が噛み合わなくなって、最後は悲劇です。インタビュアーがわかってないことは、読者もわからないのです。
例えば、企業相手のインタビューで知らない人の名前が出たり「CS」とか「PV」などの用語が飛び出してくることがあります。「こんなことも知らないの」と馬鹿にされるかも、と恐れずに「わからないので、教えてください」と言う必要があります。私もうっかりわからない言葉をスルーして、何度も失敗して痛い目に遭いました。
周りの人に話を聞いてみよう
貴重な話をたくさん聞けるインタビューは役得です。
とは言え、別に相手は有名人じゃなくて、一般の人でも面白い話、聞けるんです。私も最近は一般の人の話ばかり聞いています。
インタビュー力をあげたい方は、とりあえず周りにいる人の話を聞いてみるのおすすめです。信頼関係があった方がやりやすいからです。
私のおすすめは特にお年寄りと子供、外国人。
違う世界を生きている人からは、本当に面白いお話が聞けます。話を聞くと、人間関係もよくなったりします。
興味を持ったら、ぜひ周りの人に試してみてください。
それではまた!
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