大学院の2週目でどんなことをしているかをご紹介します
欧米の大学は入るだけじゃ意味がないーーとよく言われますが、最近、その意味がわかります。一説によると、University of the Peopleを卒業できるのは10分の1位らしい。
まずは大量の文書を読む
先週は哲学で苦労したけど、今回は歴史が主。
まず、各国の教育制度についての課題文書を読みます。
フィリピン、中国、アフリカ諸国、ウズベキスタン、ベトナム、日本、アフガニスタン、イラン、インド、ブラジル。
全部で9文書と動画二つ。
アメリカとマレーシアの歴史は前回学習済みです。
特に面白かったのはウズベキスタンでした。
イスラムの影響がありながら、進歩的な教育をもともとを導入していたのに、ソ連の一部になってマルキシズムに染まるなどと、波瀾万丈だった。
また、イランも革命後に大きく教育が変わっていました。マレーシアにはイラン人がたくさんいるのですが、なぜこんなに国外に人が出ているのかがよくわかります。教育の目的は国の政治勢力によって大きく変わるのです。
昨日も書きました。
どんな課題が出るのか?
次が課題です。
これをそれぞれ、調査をもとにA4で3枚くらいに書く。
一番時間がかかるのが調査です。
文字数を抑えるのがまた大変(内容が内容だけに)。
最初の二つまでは数日で終了したんだけど、三つ目のポートフォリオ「哲学」には苦戦しました。
以前Edxでオーストラリアの哲学コースを取ったけど、やっぱり途中でわからなくなったっけ……。
そもそも、教育哲学ってなんだろう? と調べてみると、
などなどがあるらしい。
1つずつ調べることにしたけど、実存哲学については、若い頃にニーチェを読んだけどさっぱりわからなかった。
そこで、一番簡単そうな日本語の本を読んでみることにしました。順番があべこべだけど、仕方ないです。
元アイドルの哲学ナビゲータの方が書いてる漫画みたいな本なんだけど、わかりやすくなんとなく「実存哲学」の意味が掴めた。
書いてあることは非常に重要なことばかりでした。
他の人の論文を採点します
うちの大学は無料なので、他の人の採点も学生がやらねばなりません。先週の課題を3つ読んで、それぞれ採点方法(細かく決まっている)に従って点数をつけていく作業です。これも1週間のノルマに入っています。
むっちゃ忙しい……。
大学院が提供してくれる学びの本質ってこれかもしれない。
自分で疑問を持って調べないとできない課題が出るんですね。
それを調べること自体が新しい扉を開いてくれるような感じですかね……。
そんなわけで引き続き頑張ります。
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