なぜ日本社会に「ズルイ」が渦巻いているのか
ネットや現実での誹謗中傷が話題になっています。
見ていると、原因はいろいろです。
・正義感で相手を罰したくなる
・羨ましい・嫉妬で許せない
・エンターテインメントとしてやってる
・自分の優越を示したい
このうち、羨望や嫉妬が強いのは、わりと日本で特徴的です。
羨望し始めるとキリがないのです。「仕事があってズルイ」「家族がいてズルイ」「いいところに住んでて羨ましい」終わりがないですよね。
私を含めた誰もが羨望するし、されるしって関係になってしまう。
子供を持ってない人は子持ちに羨望するし、逆に子供がいて不自由な人は、独身に羨望する。フリーランスはサラリーマンに嫉妬するし、サラリーマンはフリーランスに嫉妬する。
つまり、何をしてようが批判されるようになる。
これを避けるには徹底して不幸になるしかない。
しかし、そんな社会楽しくないですよね。
マレーシアで「羨望」によるトラブルが少ない理由
ところが、マレーシアでは差別や宗教上の炎上はあっても、「羨望」によるトラブルは少ないです。
日本よりずっと明確な格差があるのにもかかわらず、です。
幸せそうな家族写真をバンバン公開し、豪華な暮らしを見せてるインフルエンサーたち。「嫌がらせされない?」って聞いても「まさか!」「誰がなんで嫌がらせするの?」と不思議そうです。「お金持ちでずるい」「旅行ばかりしてずるい」みたいな感覚がないからこそ、自分の幸せを平気で公表できるんだろうな、と思いました。
これがずっと不思議でした。
ある日、「羨望」の意味を調べていて、ようやく合点がいったのです。
マレーシアでは過半数の人が3大宗教のどれかに属していますが、羨望はこの3大宗教で「罪」になってたのです。
50年生きてきて知らなかった。
無知を晒すようですが、書いておきます。
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