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2020年読んだ本のベスト4をご紹介します


2020年は、映画やドラマばっかり見てた1年でした。

本は「面白そうだな」と思えば読む、て感じです。
映画から原作にたどり着いたものもあります。

あんまり万人向けじゃない本のリストです。


21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

本書に影響された人、とても多かったと思います。私もその一人です。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、エルサレムのヘブライ大学の歴史学者。

日本でも『サピエンス全史』がベストセラーになってますが、
『サピエンス全史』が過去、『ホモデウス』が未来について書いた本。
本書は前2作の読者の「現代」についての素朴な疑問に答えてくれます。

とくに「教育」「雇用」はマーカーだらけになり、記事に何度も引用しました。

彼のYoutubeもわかりやすく、とても面白いです。今年はいろいろと「歴史から学んだ」年でしたが、まさか歴史学者がYoutubeのヒーローになるとは。


Miracle of Andes

「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」当事者の手記。
映画「生きてこそ」で事故を知りました。

アンデスの高山で墜落した遭難機から雪山を自力で10日間歩いて生還した、ナンド・パラード氏が書いてます。
他にも「Alive」など2冊読んだけど、これが一番よかったです。

「人肉を食べた」というセンセーショナルな面ばかりが強調される事件だけど、私は「なぜ装備も食料もなく10日歩けたのか」に興味を持ちました。
その答えがもっとも明確な本です。

今年はまた、「人間が生きていくための最低のものってなんだろう」をよく考えた年でした。

「アンデスの奇蹟」って邦訳もあるようです(絶版なので中古本のみ)。

残酷すぎる成功法則

アメリカのブロガーが書いた自己啓発書。山ほどのエピソードや例を詰め込んであり「これでもか」と、「思考のワナ」を教えてくれる良書です。

「優等生が億万長者になれないのはなぜか」
「学校へ行かないのに最大のネットワークを作った数学者の話」
「内気な人も成功できる」
など、「たくさんの例から自分の思考を揺さぶる」仕組みです。

Ramdom Harvest(小説)

これはニッチです。
小説。映画「心の旅路(1942年版)」の原作です。

第一次世界大戦の記憶喪失に苦しむ男の話。
自分の記憶を辿って旅する様は実にスリリングです。
「スペインかぜ」やら大恐慌やらの話が出てきて、とてもリアルでした。

何度も挫折しましたが、今年ついに完読。映画とはまったく逆の構成でしたが、最終章が良すぎて、何度も読んでしまいました。

作者のジェームス・ヒルトンは「チップス先生さようなら」「失われた地平線」が有名です。

万人にお勧めするような本ではないですが、もし映画「心の旅路」がよかったら、読んでみると面白いです。

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来年も、「気ままに読む」スタイルで行く予定。
さらに洋書の分量を増やしたいと思います。

それではまた!

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