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離島の子育てについて知らなかったこと

こんにちは!

先日、「日本で楽しく子育てしてる人の声も聞きたい」って書いたら、いろんな方がコメントで教えてくれました。

なかで片岡由衣さんが、離島の子育てについて、早速詳しいnoteを書いてくれました。

詳しくは読んでもらうとして、

離島留学
山村留学

このキーワード、気になってたんです。

なぜか。

実は我が家も、保育園の延長先生から強く勧められたのが、「山村留学」だったんです。友達が「宇宙(種子島)留学」の新聞切り抜きを持ってきてくれたこともあります。実際に友人に誘われ、地方も見学に行きました。

結局マレーシアにしたのは、子供もマレーシア人に慣れてて、学校の様子も分かってたから。

もし離島に行ってたらどうなってたかなー、と思うことも少なくありません。

人数が少ないと学校はどうなるか


まず、人数が少ないので複式学級になります。

複式学級とは2学年の子どもを1つにした学級のことです。授業は教室の前方で1年生、後方で2年生、という形が教科によってはとられます。ただ、先生同士で連携することで、中学校の先生が理科や社会を担当するなど、なるべく1学年ずつの授業になるようにしているようです。小中併置校の利点を活かして教育が行われていると感じます。
昨年度長男が3年生のとき、理科は中学校の先生から習っていました。

ただ1クラスの人数が一桁、という人数の少なさのため、一人ひとりに手厚く行き届く面はあります。
長男は図鑑や伝記(特に科学者など理系の歴史人物)が好き。学校で理科の先生とお話したときに「色々なことを知っていますよね~」とおっしゃっていただきました。人数が少ないため、自然と会話やコミュニケーションが増え、一人ひとりのパーソナルな部分まで感じとってもらえていると思います。


ほんとこれはあるかも。

「子供は宝」って人たちが多い場所もある

そうは言っても、「地方に都会から行ったら虐められるのでは?」って思う人も少なくないと思う。夏目漱石の「坊ちゃん」なんて先生でも虐められてましたもんね。

ところがこれも地方によると思う。片岡さんが驚いたのも、周りの人たちの温かい目があるってところ。これはきっとケースバイケースだろうけど、意外でした。

神様や伝統行事を大切にしている土地で、地域の絆が強く、行く前は他の地域から行くわが子たちがどう迎えられるのだろうか、という心配が少しありました。ところが島には「子どもは宝」という考えが根付いています。
近所の方に会うと
「〇〇くん、毎朝ここの前を元気そうに歩いているよ」
「〇〇くん、放課後自転車ですごいスピードで走ってたね!」
と声をかけていただいたり、入学式、運動会、卒業式などは、島内放送が流れ、地域の方がたくさん見に来られます。(今はコロナウィルスで難しいですが)

地域の人との繋がりがあり、一緒に子供を見てくれる、これは親にとってはありがたい。さらに、自然から学ぶ環境もあり、なかなか素晴らしいなと思います。

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そういえば、コタキナバルにある日本人学校、やっぱり人数が少ないための複式学級。行ってみたら、先生に余裕があり手厚かったんです。

逆にいうと、我が家が体験した日本の3つの小学校(2週間ほどの短期も含む)は、どこも先生がとてもとても忙しそうでした。余裕がないので、一人一人のパーソナルな部分を見ている暇は絶対にない。

6歳くらい子ってやっぱり「見て見て」「聞いて聞いて」って時期なんじゃないのかなーって思うんですよね。人によっては見てもらえないとグレちゃう。

我が家は人一倍そういうタイプだったので、その辺から学校に対する不満が始まったのかなぁ……。

そう考えたら、お子さんの性格によっては「先生の負担が少ない学校」を探してみるのも、アリかもしれません。

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結論としては、小学校時代は本人が楽しければもう何でもいいんじゃないかな。だから反対に、今いる環境がハッピーなら、どんな教育内容だろうが動かなくてもいいんじゃないかなーと私は思います。

今回気づいたのは、「地方に行ったら虐められる」という先入観が少なからず私にもあったこと。

私たちは二項対立に慣れてるので、ついつい「地方V.S.都会」みたいに考えちゃう。しかし地方といってもいろいろあるわけで、それぞれ地方のひとが、「うちのあたりはこうですよ」を教えてくれたらいいのかな……。「うちの方はやめておいた方がいいですよ」もあると思うんですね。

もちろん、子どもの教育で引っ越したり生活を変えるのは大変です。しかし「この小学校じゃなかった」って子もいると思うんですね。そういう人は他の選択肢を見に行って、そこから選べるようになると良いなと思います。そして、子どもの環境づくりにはそれだけの犠牲を払う価値も、またある気がしています。

それではまた。

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