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「教科書通りの新規事業」をはじめる理由
はじめまして。モモの中の人です。
noteには今後取り組んでいく、「新しくコトを起こすための取り組み」のトライとその結果を書いていきたいと思っています。
初回のテーマはなぜそれを思うに至ったか、です。
「教科書通りの新規事業」をはじめる理由
結論から申し上げてしまうと、少し乱暴な書き方になりますが、教科書通りに事業を運営せずに上手くいかないケースを数多く見たからです。
私の経歴を簡単にお話すると、新卒でベンチャーキャピタルに入社してベンチャー企業に投資する仕事をしたのち、2社のスタートアップで事業開発等の業務を行ってきました。
ベンチャーキャピタルの時代には数百社のベンチャー企業やスタートアップの経営者の方とお話する機会をいただきましたし、スタートアップに転職してからも事業内容上、多くのマネジメントの方とご接点を持たせていただきました。おそらく普通のビジネスマンよりはちょっと多く会社や経営者を見てきています。
お会いした会社の中には、その後上場された会社もいくつもありますし、逆に、すでに倒産や解散されている会社もあります。
事業(会社)が上手くいく、上手くいかないの要因は当然ながら運も大きいので、一意に特定することは大変難しいのですが、その中でぼんやりと感じていることは、上手くいっていない会社の方が本に書いてある理論やセオリーを軽視し、経営者の直感等に基づく判断を好む傾向があるということです。
「本にはこう書いてあるが、俺は●●だと思う」
「私の経営の経験からすれば、本に書いてあることを通りやってもうまくいかない」
など、経営者の経験や直感に基づく独自の判断を好む傾向にあると感じています。
みなさんもご存じの通り、世の中には経営の理論を解説をした本や、新規事業のセオリー本のようなものはたくさん溢れています。Amazonでポチっとすれば翌日には望んだ本が手に入る便利な世の中です。当然、経営者たるもの本は読んでいます。ただ、そこから入手した情報に対する振る舞いが異なっているように思います。そこに書いてあるものより、自身の直感や感覚を優先してしまうのです。
感覚を優先するタイプの経営者が語る、意思決定を本や理論に頼らない根拠として、「経営はアート(直感)で理論ではない」、や「本やインターネットにある情報は誰でも入手できるので、書いてある通りに経営をしても、競争優位に立てるような特別な競争力は生まれず競合に勝てない」というものがありますが本当にそうなのでしょうか。
本に書いてあることを真摯に実践したらどうなるのか。本当にうまくいかないのか。それを検証してみたいという思いが「教科書通りの新規事業」を始める理由(WHY)です。
※記事で伝えたいことは、感覚を重視する経営者への批判ではなく、教科書通りに実行したらどうなるであろうという疑問と、それを検証したいという思いです。
選ぶ教科書の方向性
さて、ではどうやるのか(HOW)、つまり、どんな本を参考にするのかというのは現時点では下記を考えています。
「アジャイル且つティールなやり方で、科学的に失敗が少ないとされる方法でチャレンジする」ことをひとまず志向しています。
何を具体的にやるのか(What)はまた近々別の記事にしたいと思います。
参考
最近では星野リゾートの代表の星野さんが「教科書通り」を標榜されているようです。とてもわかりやすい記事で「アート」と「理論」の対比は、まさに私の問題意識に近いです。わかりやすい。
https://www.hitachi-solutions.co.jp/column/soshiki/02/