【SES日記】第4章③終わりの見えない中、引きずる日々
エンジニア歴4年目、炎上案件3ヶ月目の今日この頃です。
炎上案件なのに暇になってしまっている中、デプロイ担当という役割をいただき、調査・ソース修正よりかは誰でもできる安心感がありました。
しかし、長時間労働になりがちで、慣れないうちはヘトヘトでした。
一人でやるならいいものの、デプロイ担当が複数いると譲り合ってしまうのがやりづらく、結局作業をいただいてソース修正の作業がほとんどとなりました。
この月リリース予定だったのですが、まさかの延期。
終わりの見えない中、どこまで走り続けばいいのだろうという不安がありました。
体が思うように動かない自分を引きずりながら進むような日々でした。
そんな3ヶ月目の記録です。
作業実績
計19日、実働時間合計172時間くらい?(休日出勤2回)
・ソース修正3件くらい
・デプロイ
・スマホ・タブレットの表示確認
調査はほとんどなく、デプロイ作業と、OS・ブラウザバリエーションテストで不具合報告があったスマホ・タブレット表示の確認でした。
自分でもできる内容だったので精神的には楽でした。
デプロイ担当は楽
元々技術力のあるリーダーがAWSのデプロイ作業をやっていました。休日出勤後の代休時に要員が必要とのことで先月から教えていただいていました。
慣れるまでは緊張して手が震えていたものの、技術力は不要、チェックリスト通りきちんと確認できる人なら誰でもできます。
人による差が出にくいので、なんでこれを技術力激強リーダーが担当しているのだろうと思いました。
調査やソース修正の方が技術力が出ると思うのですが。。
また、デプロイ依頼が来るまで作業はありません。夜遅くの対応になるのでリモートも認められており家事ができるので、デプロイ担当が羨ましく思いました。
デプロイ担当が私一人しかいないのならばいいのですが、「もしかしたら他の人が手をつけているかも」と頭でぐるぐる考えてしまうのが耐えられなかったので、一人で担当する時しかやりませんでした。
3日出社すると咳が出る
2月初旬から鼻がムズムズするようになりました。
スギ花粉症なので「今年もきたかー」と思いましたが、いつもと違って薬が効かず、鼻水が詰まりがちでした。
それが痰になり、咳が出るようになり、風邪のようでした。
咳がひどくなるとリモートにさせていただきましたが、2月のひと月は、出社すると咳がぶり返すの繰り返しでした。
疲れがひどい時もあり、だからリモートにするのか、リモートにするから疲れがひどく出るのか分からない状態でした。
ひどい日は17時くらいまで何もできなくて、退勤間近になってやっとやり出して、終わらなくて1時間以上残業するみたいな最悪な状態でした。
これではダメだと思い、2月下旬から出社するようにしたら、だんだんと治ってきました。
毎月サーベイも行っているのですが、この月の結果はかなりひどいものでした。会社で最下位の自信があります。。
リリース延期
私としては「まさかの延期」でしたが、間に合わない認識はありましたし、みんな「延期した方がいい」という考えでした。
「リリース予定日は絶対!」のお客様も折れたのが驚きでした(不具合だらけなのでしょうがないですね。。)
延期は決まったものの、長らく日程は決まらずモヤモヤしていました。
結局1ヶ月以上経った今もリリース日は決まっていません。
私は今月で4年目となりましたが、今まで一度もリリースの経験がありません。
基本設計からやっていると結合テストまででも1年超え、そこまでいると自分の成長を感じられなくなりプロジェクト異動希望を出すという形でした(たいてい結合テスト後人員削減されるのでそれに手を挙げるという感じ)。
リリースの経験がないというのは引け目です。
前の現場では同期から「コノさんの担当機能は問題ありませんでしたよ!」と教えていただきましたが。
他の機能であってもどんな不具合が出るのか?など気になります。
いつになるのか分からないリリースまでいるのかどうなのか。。
2週間かかると見積もったやつが1日半程度で終わった
スマホ・タブレットの表示確認後、私がソース修正するなら2週間くらいかなと思いました。
ソースをきちんと見たわけではないのですが、前の現場でもhtml,cssはバックエンド以上に時間がかかり苦手でした。
結果として中国人の方がソース修正してくださったのですが、結果1日半ほどでソース修正、単体テストが終わっていました。
エビデンスを見てもそこまで雑ではありません。
そういうのを見ると、中国人、ベトナム人には敵わないなと思います。
とても落ち込みました。
とはいえ当然ですが横並び確認はされていません。
横並び確認しつつ、指摘箇所の確認もしたのですが、全て完全に修正されているわけではありませんでした。
よくよくソースを見ると、インデントが雑だったりもしました。
言われたことだけを速くやるなら彼らはとてもいいですし、上層部は「とにかく速く」を求めているのでマッチしています。
ただ「とにかく速く」でいいのかという疑問があります。
表になっていない裏側はぐちゃぐちゃです。
撤退しましょう!
自社メンバーで会議が行われました。
定期的に行われる、プロジェクトの課題を共有するものです。
入社したばかりの今だからこそ言いたい放題言えると思って、ぶっこむ気満々でいました。
とはいえどんな内容が話されるのかが分からなかったので、No準備の出たとこ勝負でした。
上位会社の課題はみんなスラスラと言えますが、自社の課題として、私に意見が振られました。
その場では頭真っ白でしたが、出た言葉が「撤退した方がいい」でした。
その後に続く言葉(理由など)が出ませんでした。
本当に言いたかったことは、魂を殺しながら上の言うままにやるだけのこんな現場は悪影響でしかない、ここにしがみつくしかない自社の弱さが課題であると思いました。
尊敬する自社リーダーは乗っかってくれたけど、部長や営業はスルー。
自社としては保守として今後も続けていこうと思っているようでした。
(何言っているのだろうと話が頭に入りませんでした)
その後、私の異動の話が出ましたが、他メンバーの退プロは未確定のようで涙が出ました。
私だけでは意味がありません。つらい中がんばり続けているメンバーが解放されないと嫌です。
我儘ですが、真面目でがんばっている人が報われる世界であってほしいです。
3月末までじゃないの?まだ折り返し地点?絶望
その後、部長と面談があり、正式に話がありました。
私は5月末までとのことです。
3月末までと思ってがんばってきたのに、5月末までということはまだ折り返し地点です。あと3ヶ月、まだまだ長い。。
しかも、尊敬するリーダーは4月から別プロジェクトに異動、メンバーの一人が3月末で退職するとのことです。
だから私は5月末までとなってしまったようです。
尊敬するリーダーと一緒に働きたいならそうすると前の面談で聞いておりましたが、彼とは別プロジェクト。そしてメンバーの一人が退職する。そこまで聞いて「私も3月末で退職したい!」と言うところでした。
しかし、自社リーダーの案件の説明があり、説明があるってことはもしかして私も同じ案件…?と思ったところ、最後に6月からその案件に参画することが知らされました。
5月末までは絶望ですが、尊敬するリーダーと同じ案件に行くことは決まっており、そこは希望の光です。
とりあえず4月末まではやると言って、その先はまた近くなったらお話しさせてくださいということになりました。
後で考えると、残る1年目の子にソース修正など教えることができたら、やりがいを感じて続けていけるかもしれないと思いました。
さいごに
体力面できつい1ヶ月となりました。
まだまだ折り返し地点ですが、やると覚悟を決めたら、気持ちを入れ替えてがんばれそうな気がしました。
長距離走のつもりで、たまには自分にご褒美を与えつつ、細く長くがんばっていこうと思います。
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