【パニック障害記①】出社できなくなってから精神科に行くまで
私は5月の下旬から朝の電車に乗るのが怖くなり、出社できなくなりました。
きっかけから精神科に行くまで、1週目の記録です。
5月から恐怖心があった
※具体的な症状の記載があるので、不安な方はこの章を飛ばしてください。
私は3月下旬とGWに電車内でパニック発作のようなことが起きた経験から、この5月はたまに電車が不安になりました。
3月のトリガーは腹痛とそれに伴う気持ち悪さ。おうと恐怖症があり(漢字で書くのも嫌なのでひらがなですみません)、気持ち悪さがあると焦ってしまうことがあります。
そこから大量の汗、手の震え、血の気が引くような感じがありました。
次の駅まで耐えろ!という感じでしたが、少し電車内で停まり(幸い1分もしないくらいで動きました)、生きた心地がしなかったです。
その次電車乗る時はドキドキしましたが、同様のことはなく、忘れていきました。
GWはコワーキングスペースで作業し、18時前、極度の空腹感から手の震えがありました。
低血糖だと思ったのでブドウ糖を摂取し(半年に1回程度ですが、たまーに低血糖の症状があります)、行きたいと思っていたつけ麺屋に行きました。
しかし、そのつけ麺屋は去年夏頃に、腹痛で並んでいる間に具合が悪くなったことのあるつけ麺屋でした。
その不安からか、また具合が悪くなりました(それでもゆっくり時間をかけて全部食べました)。
(実は去年7月頃、別のラーメン屋でもつけ麺を頼んだ時に体調が悪くなりまして。その時は「熱中症かな。それなら塩分摂らないと」みたいな感じでした。つけ麺はラーメンよりも量が多いので、「食べ切らなきゃ」というプレッシャーがあるのかもしれません。)
つけ麺を食べた後、帰りの電車はうっかり特急を乗ってしまいました。
とにかく早く帰りたかったのです。
次の駅まで約10分。「また具合悪くなるかも」と思ったら、気持ち悪くなってしまいました。
幸い、飴を舐め、ぼーっと外を見ていたら落ち着いてきました。
5月は美容院、歯医者があり、不安に思いつつも問題ありませんでした。
漢方を調べて、「半夏厚朴湯」や「加味逍遙散」を市販で買って飲んでいました。
効いているのかは分かりませんが、平日の電車通勤でも問題なかったので、次第に飲まなくなっていきました。
電車通勤時は飴を舐めたり、音楽聞いたり。月曜日とか朝だけ不安がよぎることもありましたが、特に問題なく通勤できていました。
お腹が痛くなければいいという認識でしたが、5月の下旬から暑さもトリガーになると感じました。
私は昔から暑さには強く、寒いのが苦手だったので夏の方が好きでした。暑さが苦手と思うようになったのは今年の5月からです。
PMSのほてりもあるのかなと思います。ちょうどPMSで一番ひどい時期(排卵期)でもありました。
電車内で暑さと息苦しさを感じることがあり、マスクを少しずらすようになりました。
家の最寄駅からの路線が冷房の効きが悪く、その後乗る2路線は冷房を感じられたので、冷房が強ければ問題ないのになと思っていました。
きっかけ
※具体的な症状の記載があるので、不安な方はこの章を飛ばしてください。
5月下旬の日曜夜に腹痛と下痢がありました。
不安で午前休にしてもらいましたが、特に問題なかったので、9時台の電車に乗りました(まだ有給がなくて給与引かれてしまうので行きました)。
意外に9時台も人は多かったです。
その乗った電車が運悪かったです。
途中で停まってしまいました。
しかも、電気や冷房も止まりどうしようと思いました(たまにつけてくれたのでまだよかったですが)
途中で停まることはごく稀にあっても、すぐ動くことが多かったので、「早く動け!」と祈りました。
体がソワソワして、音楽にもあまり集中できず、貧乏ゆすりしたり、なんか口パクで呟けば少しはマシになりました。
結果15分くらい停まっていたようです。
死にそうな思いをしながらなんとか職場につきました。
(実際死にはしないのですがそれくらいの恐怖)
体調が万全ではないのか、弁当が半分しか食べられなかったり、不安が頭を渦巻いて仕事に集中できませんでした。
在宅可能なのは良かったのか
出社奨励ですが、体調次第で在宅も可能なので、念のためPCを持ち帰りました。
もうこんな思いはしたくない!のと、甘え?で結局在宅にさせてもらいました。
自社のリーダーには正直に、電車に乗るのが不安で出社できない旨をチャットに送りました。
彼は共感力が高く理解のある方で、体調優先・自分優先でよいとのこと。涙が出ました。
みんな大変な中出社しているのに申し訳なさでいっぱいでした。
在宅で一時はホッとしたものの、電車に乗る成功体験が減ったら不安が増していって、もう電車に乗れないのではないか?と不安がありました。
私は元々出社の方が集中できるし精神面にもよいので出社派でした。
4月からこの職場ですが、徐々に在宅にしてもいいとのことで、例え他のメンバーが在宅になっても、「私は出社したい」と思っていました。
明日は出社しようと思ったら寝れない
早く出社に戻さなきゃという思いで、1日体調に問題なければ明日は出社しようと思いました。
しかし、「明日出社しよう」と思うと不安で寝付けなかったり、神経が高ぶって震えてしまったり、メンバーから「明日対面で話しましょう」とチャットが来たら気分が悪くなったりしました。
今まで不眠は寝過ぎた日曜の夜か、PMSで暑い・神経過敏の時くらいだったし、神経高ぶるのは怒った時くらいだったので、今までにない症状に戸惑いました。
体調が戻ったとしても、同じように5時台に起きて、1時間かけて電車通勤するのは無理だなと思いました。
物件探しも並行で行っていました。
なんとか隣駅の精神科へ
精神科は週末に予約を入れることができました。
4日ぶりの外出で、最寄駅までの徒歩10分が不安でフラフラしてしまったのはショックでした。
飴を舐め、音楽を聴く。電車は一駅で2,3分なのであっという間でした。
病院の待合室で問診を書いている時も意識が朦朧としていました。
問診が長く、というか症状がたくさんあるので書くのに時間がかかりました。
手に汗をかいて、問診がびろびろになりました。
症状はこんな感じ
①予期不安
②不眠
③ほてり
④腸が過敏
⑤食欲不振
⑥低血糖
⑦神経の高ぶり
睡眠薬と抗不安薬をもらう
精神科は3年前くらいに2箇所行ったことがあり、今回3箇所目です。
話を聞いてくれるいい先生かなという印象でした。
おじいちゃん先生で、全て紙でしたが。
話している途中まではフラフラしていましたが、だんだん元に戻ってきました。
症状を話して、パニック障害の症状があると言われました。
特につらい症状を聞かれて、「睡眠が取れたら他の症状も良くなるのではないか」と思ったので、一番軽い睡眠薬(ゾルピデム)をもらいました。
漢方がもらえるならいいなと思いましたが処方できないようで、頓服の抗不安薬(ロラゼパム)をもらいました。
また、簡単な問診の結果、抑うつ傾向にあるとのこと。
これがきっかけではなく、副次的なものかもしれないから、まずは睡眠薬と抗不安薬で様子を見ましょうとのこと。
「在宅が可能なら1ヶ月様子見た方がいい。2,3週間体調に問題なければ土日を使って少しずつ慣れるようにする」とのことでホッとしました。
ほてりも気になりますが、PMSとかホルモンによるものかなと思うので根本解決するには婦人科も行かないといけないのかなと思います。
とにかく睡眠薬とか精神薬が初めてなので、いろいろ処方せずに少しずつ様子を見るとのことです。
この後はドラックストアとスーパーで買い物でき、問題ありませんでした。
やっぱり外出や用事が問題なくできると自信になって元気になります。
その経験が積めなくなると、どんどん悪くなっていくのではないか、「在宅」という制約があると職がなくなるのではないか、クビになるのではないかと不安が増していきます。
私は引きこもり好きなタイプではなく、引きこもることでむしろ悪化するタイプなので、外出する機会がなくなるのは不安です。
最寄駅まで歩くのが困難だったのがショックだったので、在宅でも毎日朝散歩をしようと心に誓いました。
さいごに
また元に戻れるのだろうか、出社できるのだろうか、好きな旅行ができるのだろうかと不安が募ります。
しかし、3月から過度なストレスがあったり、4月から職場が変わったり、慣れずに不安や無理が溜まっていったり。
それが今このような形で出てしまったのだと思います。
自分を見つめ直し、生きやすい環境、働きやすい環境を模索しようと思います。
薬、栄養、対処法、物件探し、仕事探し、…この機会になんでも試してみようと思います。