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恭
2019年11月1日 14:56
思い出、言い換えれば記憶は、きっと喉のあたりに存在しているんじゃないかと思う。それは息をしていて、平素は別にそこにあるだけなのに膨らむと喉につっかえてくる。呼吸する思い出。ふと思い返した時にしんどくなるやつと、ちょっとだけ愉快な気持ちになるのが、ある。どっちにしろ思い出は綺麗になってしまうからにこにこしながら見つめてしまうのだけれど。前者も後者もずっと同じ形をしていることってあんまりなくて、同
2019年10月24日 22:43
これは、誰の話だろう。夏の太陽みたいにまぶしいのに、冬の空みたいに灰色のひと。北陸出身なので、どうしても冬の空は灰色のイメージになる。たまにさす晴れ間も、どうせすぐいなくなっちゃうんでしょ、くらいの距離感。人を疑わないひとが、この世に存在するのだろうか。いや違うな、人を信じられるひとってとても尊くてきらきらしているのに、世界で一番怖いな、と思う。信じた結果、裏切られた時のことを考えると、どうし