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まつうらすみれ
2018年6月8日 16:39
梅雨入り。気まぐれの晴れ間に、シーツを洗って、気持ちよく庭に干す。昼下がり、どんよりと曇が重たくなってくる。2階の仕事部屋にいると、窓から冷たい風が吹いてきた。あわてて庭へ下り、慌ただしくシーツを取り入れる。このところ、庭を賑わすのは、どくだみの花。その名とは裏腹に、可憐な花。輝くような白さに、はっと目を奪われる。しばし雨音に包まれる。こぼれるように蕾をほどき始めた紫陽花た
2018年6月1日 14:13
あの白銀の景色から、季節は巡って、窓から、溢れんばかりの眩しい緑が迫っている。日々、刻々と移り変わる季節の色を、この山の装いに眺めている。中でも愛する山色は、桜の咲くころ。もくもくと湧き立つような山の色を、脳裏に焼き付けようと必死。自然の織りなす色々を、絵の具にのせていくことが何よりの喜びです。今年も描いた、唐招提寺のうちわまきへの奉納画二対も、萌えいづる春の色。神々の宿る〝山笑