暮らしのレスキューサービスに関する悪質商法にご注意!
トイレ修理、水漏れ修理、鍵開け、害虫駆除などの暮らしのレスキューサービス で、ネット検索した事業者から高額請求を受けたというトラブルが相次いでおり、先日はロードサービスでも被害があるとお伝えしましたが、これに加えエアコン修理 に関する相談も当センターほかに寄せられています。
消費者やセンターがクーリング・オフを行使・主張しても、特定商取引法第26条第6項第1号の規定による適用除外を盾に、強硬にこれに応じない事業者も見受けられます。しかし、消費者庁の法解釈では、チラシやネットでの表示額より大幅に高額な請求の場合は適用除外とはならないと示しています(※)。
【※参考】訪問販売等の適用除外に関するQ&A(消費者庁)
残念ながら、悪質な事業者ほど、法令を巧妙に潜脱しようとするため、最初からこのような事業者とは関わらないよう、消費者の皆様も事前に注意し、被害に遭わないための対策をお願いします。
具体的には、
・地元でなじみがあるなどの信頼できる事業者を予め探しておく
・やむなくインターネットで探す場合は評判などをよくチェックし、少しでも不信感を抱いたら避ける
・ネット広告等の金額表示をうのみにしない
・事業者の来訪を依頼する前に、費用や作業内容等の契約条件をよく確認する
また、事業者を呼んでからも、
・契約を急かされる、次々と高額な作業を提案される場合などは作業を断る
・料金・作業内容に納得できない場合は、その場で支払いをしない
といったことを心掛けてください。
もしトラブルとなった場合は、速やかにお住まいの地域の消費生活センターへご相談ください。
ご相談の際は、契約関係の書類や、ご覧になったサイト等の情報もお手元にご用意いただけるとありがたいです。
実際には財産的被害が発生しなかったとしても、事業者の対応等に問題があると思われる場合は、情報提供として消費生活センターにご連絡いただくことを歓迎します。
【参考】水回り修理「950円~」のはずが…数十万円の高額請求に!-水回り修理、解錠、害虫駆除などの緊急対応で事業者とトラブルにならないためには?-(国民生活センター)