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【食べる】 丸ごと食べる!
毎度の食事に気遣うことほど根気がいることはない
と、つくづく思います
健康であれば、身体が欲求する食べ物を食べられることが
よほど野生的で自然なことだと、個人的な見解です
栄養について、どれほど気づかえてるだろうか、、、
ほんのちょっと意識することで、栄養に優れ豊かな食事が摂れることを
この記事で知っていただけたら幸いです
▪️一物全体食
AIさんに聞きました
質問:一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)の意味を教えてください!
答 ”食物は全体でひとつの命として形成しており、それを感謝して丸ごと余すところなく戴くことで全ての栄養を摂り、健康を得るという考え方。
野菜は皮を剥かず、葉や根も使い、魚は切り身よりも丸ごとの小魚を食べます。 米は白米よりも、精白しない玄米。”
実践できてる方は少なく
万人に通用するとは言い難い食べ方といえます
玄米は消化しずらいため、高齢者や胃腸の弱い方には不向きです
野菜を皮ごと使うのも献立によっては食感や見た目に影響する場合もあります
魚も骨に注意が必要
ですが!
健康人なら、是非「一物全体食」オススメします
▪️まずは野菜から一物全体食
丸ごと調理したとして、出来上がった献立をイメージしてみてください
家族みんなが喜んでくれる笑顔が見えることが大事です
栄養のことを考えるのも
”木を見て森を見ず” に陥ってしまわないことです
いきなり、どれもこれもというとハードルが高すぎるので
この一物全体食の入り口は「野菜」がポイントと考えます
できるところに意識を置き、食べられそうな野菜を皮ごと料理に入れ
みるみる栄養豊かな食事へと変化を成していくのです
煮物やシチューなどは、皮付きで調理しても抵抗なく喜ばれる献立です
笑顔であることが大事です
▪️例えば、人参と大根の栄養
人参!
皮には、ビタミンAやC、食物繊維が豊富に含まれます
ビタミンAやCは免疫機能を活性化し効果を発揮します
食物繊維は腸の働きを整え、排泄作用に効果がありダイエットに有効です
βカロテンも豊富なので抗酸化作用が効果的に働き老化防止に役立ちます
人参の葉!
葉には、根っこ部分よりもさらに多くのβカロテンが含まれ
βカロテンは体内でビタミンAに交換され感染予防に効果があります
カルシウムやビタミンCは根っこの3倍以上
ビタミンEには根っこの2倍以上といわれます
大根!
葉にはβカロテンの他、ビタミンCやK、ビタミンB群の葉酸、カリウム、カルシウムがとても豊富です
大根の根っこと皮!
大根にはビタミンCが多く免疫機能を高めてくれます
葉酸は貧血や動脈硬化予防になります
カリウムは高血圧やむくみ改善に役立ちます
食物繊維は食後の血糖値上昇を抑え、血中コレステロールを下げる効果があります
胃腸の働きを促進するアミラーゼや発がん物質を分解するオキシターゼなどが含まれます
よって、人参も大根も丸ごと食べることで
とても多くの栄養素を効率よく摂ることができるのです
▪️わが家の食事
現在、高齢の母と同居しており、食事にはとても気を遣いやっかいです
年齢を重ねると消化機能が衰え排泄のコントロールが難しく、
消化しにくいものは胃腸に負担がかかります
排泄する上で食物繊維は欠かせませんが調理の火加減の按配が伴います
高齢になると咀嚼と嚥下の問題が発生します
口腔環境、特に入れ歯で硬いものが食べられなかったり
顎の筋力が低下し、咀嚼力が落ちます
飲み込む筋力の低下で嚥下障害、つまり誤嚥を起こす原因になります
高齢者だからといって軟らかい食事内容ばかりというのも
好ましくありません
更に消化器官を構成している筋力の低下を招き、障害の起因になります
動かせる機能は使わないと衰える一方です
適度に食物繊維が含まれた効果的な食物を使い
調理方法を工夫するのが望ましいです
一物全体食という基本を知り、ご家庭の状況に応じ
どの程度、実施できるかを検証していきます
稲毛家の場合、前述のように野菜をできるだけ工夫しながら丸ごと摂るようにしています
▪️おわりに
主食に関しては、精米時に分づき調整します
3分づき、5分づき、7分づき、白米など精米機で調整できます
スーパーでは分づきが買えないので残念です
わたしが小学生の頃、ご飯が分づき米だったので
お弁当をオープンするのが、気が引けてたのを思い出します
振り返れば、懐かしく親の有り難みを今更ながら感じます
AIさんがおっしゃっていた
”食物は全体でひとつの命!
それを感謝して丸ごと余すところなく戴く!”
この精神がとても大事だと思います!
ただ、全部を食べる!という可否ではなく
感謝の念を持ち、日々の食生活に向かい合うことは
同じ料理だとしても、愛情で満たされた料理だと思います
今日は、「食べる」の第一回目でした
管理栄養士時代、何を意識して食に向かい合ってきたか
思い出しながら、取り止めとなく記事を書いてみました
京都黒いちじくや野菜栽培をする上で
食を意識してきたことが基本にあるのでこのテーマは外せない部分です
最後まで読んでいただきありがとうございました
感謝です