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【食べる】もう一度、日本食考えませんか
かれこれ30年前、某大学附属病院に管理栄養士として栄養部に所属していた時代がある
そこの病院食の食材は、地元のファームで自然栽培された野菜を使った
病院給食を展開しており、まさに身土不二を実践する病院で
現在もそうである
先日、上司である管理栄養士と電話で話す機会があった
20年ぶりの声、変わらずとても優しく丁寧な言葉遣いで、懐かしく嬉しかった
現在も変わらず現役でおられ、素晴らしい功績を残されており、尊敬する先輩である
わたしの現役時代の経験を踏まえ、これを元に執筆させて頂こうと思います
▪️もう一度、食文化学びませんか
昨今、異常気象や栽培被害で米や野菜の値段が高騰し
食材不足が問題となっているさなか
日本の農業の課題が浮き彫りになってきていると感じます
急務の施策が必要と思いますが、備蓄米放出で解決する問題ではないと素人ながら思うのです
このような背景の中、いうまでもありませんが
日本の食文化を築いてきた我々にとって、米ほど大切な食料はないですし
米を主食とし野菜を中心とした日本食は
我々の健康を担いカラダをつくってくれている
つまり日本人の身体に適応した重要な食材です
先祖を辿ると
豊かな自然環境の中で、恵みに感謝する心を育み
敬う気持ちを大切にするといった
日本人独自の食文化が築かれてきたルーツが見えてきます
このような感謝や敬う心は、食材を大切に無駄をなくす教えや
作法にも追随しています
日本食は優れた食材と精神が宿った素晴らしい食文化なのです
誠、先祖に感謝したいぐらいです
日本の発展とともに、上手に栄養を補うことが考案され、肉や魚、献立のアレンジ、輸入食材の活用などのおかげで、バランスの摂れた食文化とし、海外からの人気も高く評価され注目されています
もう一度、日本人が伝統ある食文化を振り返り
将来に向け考え学ぶ時ではないかと思います
農林水産省が下記のページを掲げています
本当に守っていかなければならない、そのように思います
「和食」それは日本が守るべき「文化」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/pdf/guide_all.pdf
▪️身土不二
「身土不二(しんどふじ・しんどふに)」についてAIさんに聞いてみました!
AIさんによる概要
身土不二(しんどふじ)とは、人間の体と暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるという考え方です。
【意味】
人間のよりどころとする身体とその人の生まれ育った土地・環境とは切っても切り離せない関係にある
その土地でとれたものを、その旬に食べる
自分の住んでいる土地の、季節のものを食べると身体にいい
【考え方】
人と土(環境)は一体で、人のいのちと健康は食べもので支えられ、食べものは土(環境)が育てている
その土地や季節に合った食べ物が身体に良い
【実践】
日本人に合った食事は、玄米・麦・そば、雑穀などの穀類や豆類を主食とし、季節の野菜、果実、海藻、小魚などを副食とする食事が理想的
わたしが福知山三和で農業をすることはとても意味深いと思っています
この身土不二に紐づいています
話の流れで、先輩から頂いた言葉
先代や先先代が長年培ってきた田や畑で
農業をするということでしょ
その土地、つまりそこの土から恵みを得て営みが続いてきたということで
その土が大事で
そこで耕し採れたものが、そこで生活する人にとって
一番身体に良いとされる食物なのよ
その先輩は地元のファームさんたちと自然栽培の取り組みを30数年以上、
もしくはもっと以前から実践されているエキスパート
野菜のどれをとってもおいしかった!
野菜本来の美味しさが味わえる野菜ばかりだった!
職場を共にさせていただいていた頃、学ばせていただいたことがじわじわ甦ってきた
わたしにとってもこの考えが、あちこちにこびり付いて日々の食事と向き合ってきた、と改めて思い返す
▪️食べ物は土が育てる
一方、自然農法が注目され、実践されている、またはされようとしている農家さんが増えています
消費者の方々も、自然栽培の物を手に入れようしている方増えているように感じます
農法には、次の3つがあります
慣行農法・・・化学肥料や農薬、除草剤を使用する近代農業
有機農法・・・化学的に合成された農薬や肥料を使用しない
有機肥料や動物性堆肥は使用する
自然農法・・・農薬や除草剤を使用せず、何も施さない
生育を自然のサイクルにすべて任せる
どの農法が良いとか悪いとかということではなく
どれも、これまでの食文化を支えてきた日本の立派な農法であることを分っておく必要がああります
スーパーにふんだんに食材が並ぶのも慣行農法のおかげだし
農薬アレルギーの方にとって有機農法や自然農法などの食材があるから
治療に役立つ
どの農法であっても、国内で採れた新鮮な作物を入手できることは幸せなこと
このようなことを把握した上で、消費者が選択していけばいいと思います
わたしが思うのは、農家は大変だ!ということ
上っ面では計り知れないご苦労を抱えておられる
「米を作っても飯は食えん」
米農家さんのこの言葉が離れません
この1年半年、畑で野菜を育ててきて
「土」の大切さをしみじみ感じます
「食べ物は土が育てている」
農業は難しい
難しく考えてるから、多分難しいのだと思ったりする
シンプルに自然農法を進めて行こうと思う
▪️おわりに
もしよろしければ、ご近所の農産物や地元の農家さんを意識してみてください
最近では「推しの農家さん」ブームがあるそうです
わたしも「推し」ていただけるような農家
京都黒いちじくの販売ができるよう頑張りたいと思います
最後までお付き合いいただきありがとうございました
感謝