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かいごの基本 先輩と後輩

新人職員さんは、もう入職して1年になります。そろそろ、夜勤をし始めた頃かと思います。
来年4月に入職者があれば、もう先輩となります。
どの会社や施設でも、人間関係が大切です。
自分がどんな先輩になりたいのか、どんな先輩が良かったのかを考えながら3月までやってみて下さい。


■優しいとは

新人さんは大抵優しい先輩を、望まれます。
「優しい」を考えてみましょう。
 ・話し方が穏やか
 ・業務を教えてくれる
 ・失敗しても怒らない
 ・できないことは代わりにやってくれる
こんな感じの先輩は何人も見ました。本当に働きやすかったです。
ただ、この方の下で習った職員の2年後、5年後、10年後ってどんな職員が完成していると考えますか。
実は、今の介護施設で課題のリーダー不足、指導者不足、根拠の言えない職員が多い。となります。

■理想と考える先輩

・先ずはやり方を見せてくれる
・後輩のやっている姿を、目で確認してくれる
・注意点、その仕事の目的を説明してくれる 
・質問に答えてくれる、わからない場合は後日でも返答を返してくれる
・笑顔を見せてくれる
・「大丈夫」「困ってない」等、常に声をかけてくれる
・先輩自身が知らないことは知らないと正直に言える
・やってはいけないことは、リスクと対処方法を、一緒に教えてくれる
・マニュアル、手順書などは紙もしくはデータで説明してくれる。先輩として指導がてきる人が理想ですが、苦手なら相談先を教えてくれる方が良いですね。困っている新人を放っておかない人が良いですね。

■先輩がやってはいけないこと


・困っている人間を無視する
・できるか、できていないの判断をしないで、できていないままで1人で仕事をさせてしまう
・適当な返事、自分の想いだけを伝える
・細かい間違いを指摘し続ける
・褒めない、共感しない

■新人さん、後輩職員さん


先輩職員さん、リーダーさん、指導係職員は、あくまで、仕事として教える、指導する役割を担っています。楽しい話ばかりはしません。
危険なことが起きる可能性があることに対しては、顔は真剣になりますし、声も大きくなるかもしれません。それは利用者様、お客様。お年寄りが大切であり、新人、後輩が大きな事故を起こして傷つかないためです。
コミュニケーションの苦手な先輩もいますが、必ず見えないところでカバーはしてくれています。
介護現場で人の2倍は動けません。チームで動いてます。なので、互いに声をかけあって、着実に仕事を覚えていきましょう

何より
あなたが正確に仕事を覚えることは、あなたの財産となります




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