そうだ 平等院鳳凰堂がなぜ十円玉に描かれてるか、調べに行こう。
京都の観光スポットを巡ってるときに、小銭をよく使います。 寺社仏閣を訪れると、賽銭箱へお金を投げ入れることがあるからです。
そこで一番活躍するのが10円玉。そして10円玉と言えば平等院の鳳凰堂です。
はて、なぜ10円玉には鳳凰堂が描かれているのでしょうか。
造幣局のホームページにありました。
う〜む、分かんないのか。
鳳凰堂がある平等院までは、JRに乗ればドアツードア(どのドア?)で1時間もかかりません。いっちょ平等院へ調べに行きましょう!
平等院がある宇治といえば宇治茶。
平等院の近くには、平安時代にオープンしたお茶屋があると聞きました。ついでにお茶してきましょう!
平等院
どこの宗派にも属さない単立寺院と呼ばれる寺院になります。
年中無休で開園は8:30〜17:30、拝観料は600円です。 再入場は不可なので、昼食でも食べに出てからもう一度拝観しようかしら、ということはできません。
鳳凰堂
建立した源頼通が、極楽へ行けることを願い阿弥陀如来を本尊として建立された阿弥陀堂です。阿弥陀堂は阿弥陀如来を本尊とする建物で、中尊寺や清水寺にもあります。
寺社仏閣は基本的に南向きと思うのですが、この鳳凰堂は東向きに建っています。 なので、午前中の早い時間に訪れるほうが、朝日を浴びた美しい鳳凰堂を眺められます。
内部拝観
内部拝観受付にて受付、9:30〜16:10の毎時10,30,50分に拝観開始してます。平等院の拝観料とは別に、300円を納めます。
今回訪れたのは10時過ぎでしたが、休日のためか1時間半待ちでした。 休日に行くのであれば、受付が始まる9時までに行ったほうが良さそうです。
その他の建築物
観音堂
十一面観音立像を安置するお堂になります。
修理中のため非公開で、十一面観音立像も平等院ミュージアム鳳翔館へ移されてました。
浄土院
塔頭(たっちゅう)になります。
羅漢堂
宇治茶が発展するようにと願って、星野道斎により建立されました。
宇治茶は盛んになって、現代でも有名になってますよ。星野さんよかったですね。
天井に美しい龍が描かれているそうです。
文化財保護のため冬季は閉めてます。4月〜11月に行くと良いです。
最勝院
勝仙院の僧が平等院へ来て住んだ単立寺院です。
不動堂
不動明王が本尊の、最勝院の本堂です。
平等院ミュージアム鳳翔館
入場料は、平等院の拝観料に含まれてます。
雲に乗って楽器を弾かれる多くの菩薩像(雲中供養菩薩像)がいらっしゃいました。 (何言ってんだ?てなるでしょ。テキストで読むと、私もそう思います。)
百聞は一見にしかず。 鳳翔館のリニューアル工事を担当されたパナソニック社のサイトに画像があるのでご覧ください。
扇の芝
以仁王の挙兵(もちひとおうのきょへい)で、源頼政は平家打倒のために挙兵しますが、平氏軍に平等院に追い詰められ、この場所で自刃します。
浄土の方角である西向きに大きな扇を広げて、頼政は切腹したと言われてます。
頼政の墓地も、平等院内にありました。
まとめ
10円玉に鳳凰堂が描かれた理由を調べに来たのでした。
平等院ミュージアム鳳翔館の方に伺うと、
「存じておりません。」
とのこと。
う〜む、そうですか。
鳳凰堂の受付の方に伺うと、
「鳳凰堂がシンメトリーのデザインで硬貨に適切だったこと、当時は珍しかったことが挙げられます。」
とのこと。
う〜む、他にもシンメトリーの建物はあるような・・・。
念のために平等院のホームページを拝見したところ、
とのこと。
う〜む、よく分かりません。
他にヒントはないかと調べていると、1万円札にも鳳凰堂の鳳凰像が描かれてることが分かりました。
一万円紙幣に鳳凰が描かれた理由は分かりました。
10円硬貨が発行されたのは1951年で、当時は高価な硬貨でした。(100円硬貨発行は1957年)
同じように、10円硬貨にも品格を求めたのかもしれません。
結局のところ明確な答えは得られませんでしたが、 「鳳凰堂のシンメトリーのデザインが硬貨にマッチして、品格が当時最高貨幣の10円にはふさわしかったから」 が適当な答えになるように思います。およよ。
One more thing
通圓
平等院のすぐ東側にある宇治川を、少しだけ北へ向かうと宇治橋がかかってます。 宇治橋を渡ってすぐにある、平安時代1160年にオープンの茶屋です。
お支払いは、現金かPayPayなどのバーコード決済のみです。
行き方
地図
京都駅からの行き方
奈良線奈良行きに乗れば、240円30分程度で宇治に到着です。
四条河原町からの行き方
京阪祇園四条駅で乗車して、
京阪本線祇園四条→中書島
宇治線中書島→宇治駅
と乗り換えれば、320円1時間程度で宇治に到着です。
以上、京都ノートでした。ほな。