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知っていると感動する機会が増えるという法則

旅をしていて、感動することがたくさんあると嬉しいですね。
同じ内容でも個人差があるのです。

同じように旅をしていても、楽しそうな中でよく感動されるお客様に共通することがあるので、考えてみました。


食事の時

食事をしていて、美味しいのはもちろんですが、それを声に出して
「美味しいわね〜」とおっしゃると周りにいる旅仲間や提供してくださるお店の方まで嬉しくなり、その場の雰囲気がさらによくなります。

その時の「美味しいわね〜」の中にはたくさんのことが含まれていると思うのです。

山中塗の器で汁物を

・お料理そのものが美味しい
・作った方のお料理に対する気持ちが伝わってさらに美味しくなる
・食材がどこから届いたのだろうかと想いを馳せて、農家さんや漁師さん、牧場で毎日お世話してくださる方への感謝の気持ちが湧く
・和食でお出汁に使われている鰹節の分量を想像して、幸せな気持ちになる

など、数え切ればキリがないほど、料理ができるまでの工程があり、一つ一つを思うと味わい深く頂こうと思うので、さらに美味しく感じますね。

そういう想像をできるかどうかで大きく変わるのです。
知っているというより、想いを馳せられるかどうかかもしれません。

お祭りを見て

小さな町のお祭りから、日本三大祭りにあげられるようなお祭りまで、年に一度必ずあるお祭りを見て、感じること。

「お祭り楽しいな〜」でももちろん、良い旅になりますが・・・。

・このお祭り続けるのに、町衆たちはどのように伝えてきたのだろう
・一年先のお祭りのために、いつから準備するのだろう
・お祭りの衣装は誰が作っているのだろう
・お祭りの時の馬はどこで練習しているのだろう
・雨が降った時はどのようにするか、取り決めはどうなっているのだろう




などなどを想像すると、当日、お祭りを見られただけで歓声を上げたくなると思います。

庭園を見て

日本庭園を見て、丹精に日頃からお世話をされているのがわかり、見惚れることばかりですが・・・。


桂離宮

・どなたが関わられているのだろう
・石の並び、園路の並びが「真」「行」「草」の違いがあるが、どこに続く道だから、こんな風になっているのだろうか
・枯山水、庭師さんでなく絵師も造られたの?
などなど、感動するポイントがたくさんあり、味わい深くなるのです。

少し何かを知っていると感度が上がります

美味しいいちごショートケーキを食べた時も
何も知らずに最上級のものを秋に出されたとしたら・・・。
「いちごのケーキ、美味しいわ」と思います。

もちろん、美味しくいただくのはとっても素敵なこと。

・この季節のいちごはどこで作られているのだろう、保存されているのかしら
・パティシエさん、仕入れ先を探すの大変だったろうな〜そのおかげて出会えたケーキ、ありがとう
・高価だと思ったけれど、お値段以上に素晴らしいものだわ

というように少し知っているだけで感度があがり、感動する機会が増えるという法則がありますね。

旅もそう。

道端の花に「綺麗ね」と声を掛けられたら、その旅は心豊かなものになると思います。

これらは一つの例ですが、歳を重ねるごとに知ることが増え、そして、その周りの知らないことが増えます。
逆説のようですが、知れば知るほど無知を知るなのです。


好奇心を持ち続けて、感動の機会が増えますように!!

京都でお待ちしております。

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今年も秋になりました。
心豊かな季節になりますように。


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