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オーバーツーリズムではない 京都の紅葉スポットと龍の天井

オーバーツーリズムと言われ、日本人に敬遠されているような気がする今日この頃、京都案内をしているものとしては悲しい限りです。

先週末、お客様を案内して、とても喜ばれたスポットをお伝えします。
京都駅から出発して3時間ぐらいでゆっくり楽しめます。

「こんなに静かな京都があるのですね」と大喜びされました。

一区間だけ、人の多い電車を我慢してください。
京都駅から奈良線で一駅 東福寺駅で下車します。

JR「東福寺」駅と京阪電車「東福寺」駅は直結していて、東福寺、泉涌寺方面へは京阪電車の改札から出ると近いです。

今回、おすすめしたい場所は辰年なので、昇殿参拝できる瀧尾神社と泉涌寺です。

まずは瀧尾神社へ。

京阪電車「東福寺」駅改札を出て、左手(北)に進みます。
2〜3分で瀧尾神社に到着。

この段階で人が少なくて驚かれます。
東福寺駅で下車される方の9割以上が東福寺に向かわれるので。

今年は辰年なので、お正月にはすごい人で数時間待ちでした。
京都で生まれ育っていますが、昇殿したのは初めてです。

瀧尾神社

昇殿し、龍に向かってお願い事をすると良いと教えていただきました。
この龍頭は祇園祭の時に大丸に飾られていました。

木彫りの龍の天井

すごいパワーを感じました。

向こうに見えるのが本殿


龍にもお願いできて、感謝の気持ちを伝えます

瀧尾神社

お参りの後、東に向かって、住宅街の細い道路を歩きます。
私たちだけで、車は数台すれ違いましたが、ほとんど人に出逢わずに東大路まで。

道を渡って、泉涌寺道を山手の方へ向かいます。
緩い坂道ですが、山門を潜ると空気感が変わります。

まるで森林浴をしているような参道です。
両サイドに泉涌寺の塔頭が建ち並びます。

皇室ゆかりの御寺泉涌寺に到着です。

楊貴妃観音堂の前の庭園で

楊貴妃観音像が有名です。入ってすぐ左手にお堂があります。
麗しいお顔を拝見、参拝。

次に仏殿に参拝。
現在・過去・未来をあらわす「三世仏」は、国内では珍しいものですが、俊荷律師が留学した宋代寺院に流行していた形式です。天井に描かれた「雲龍図」は有名ですが、本尊背後の「飛天図」、裏壁の「白衣観音」もすべて狩野探幽の筆になるものです。

泉涌寺HPより

次に御座所庭園へ

御座所の入り口に

毎年、紅葉を少人数で愛でられるので、今年もぜひと思い、ご案内しました。

こちらは何度訪れてもうっとりします。
今年は色づきがゆっくりで赤黄緑のグラデーションが美しかったです。
12月初め頃が一番赤くなりそうです。

御座所庭園


集合写真


このお庭の前のお部屋は天皇がお座りになる玉座があります。
令和になった年にも天皇皇后両陛下がお参りになりました。

泉涌寺

いつも静かにお参りができる泉涌寺。

ぜひ、お運びくださいませ。

オーバーツーリズムではない京都、オススメです。


京都癒しの旅では少人数の女性の方をご案内しています。
オーダーメイド旅や企画旅があります。

個人旅行では味わえない旅をご案内します。

この記事を書いたのは

お手伝いできること

ワンポイントアドバイス

今年の紅葉は遅めです。
12月10日ぐらいまで楽しめそうです。

下鴨神社、糺の森はもっと遅くに色づきます。
見られなかったと諦める前に要チェックです。

晩秋の京都へお越しください。
静かな京都が残っています。


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