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55歳からでも始めるのに遅くない旅の仕事

京都癒しの旅という屋号で旅行業を営み、京都やご縁のある土地を案内していると、よく言われることがあります。

「同じような仕事がしたいけれど、もう歳も重ねているし、経験もないので」と言われます。

大丈夫です。55歳からでも始めるのに遅くない旅の仕事。
歳を重ねているからこそ、できることがあります。

私自身も50歳でこの仕事をスタートさせているので、自信を持ってお伝えします。



旅の仕事の種類

旅の仕事といっても内容は様々ですので、どのような仕事があるのか、そして、55歳からでも大丈夫なのはなぜかを考えていきましょう。

①ツアーガイド、ツアーコンダクター
②旅行プランナー・手配業務
③旅ブログ・ライター
④ボランティアガイド
⑤トータルで旅行業
など。

ツアーガイド、ツアーコンダクター

ツアーガイドは公的な資格はなくて、今日からツアーガイドですと名乗れば誰でもできます。

地元をよく知っていて、案内したい方には一番叶えやすい仕事です。
人生経験があること、地元とのご縁があることが強みになります。

国家資格に通訳案内士がありますが、法律が改正され、国家資格なしでも有料で外国人観光客に向けての案内が可能になりました。
外国語に長けていて、外国人が興味を持ちそうな分野に強ければ、需要はあり、すぐにでも始められます。

ツアーコンダクターは資格が必要です。
研修を受けて学科試験をパスしたのち、実地研修をすれば資格が取れます。
こちらも受ければ受かる試験ですので、何度は低めです。
もちろん、年齢制限もありませんので、55歳からでも問題はありません。

それよりも歳を重ねているからこそ、興味の幅も広がり、お客様と共感し合える機会が多くなります。
机上で勉強を始める方も多いです。それももちろん必要ですが、お客様の希望を読み取るスキルが一番必要です。

ツアーコンダクターはガイドとは一線を画していて、旅程管理が仕事です。
旅程通り安全に旅行が催行されるようリーダーとしての役割を要します。
ツアーコンダクターは旅行会社が企画した旅を添乗します。

いずれも55歳以上で可能です。

旅行プランナー・手配業務

旅行プランを考えるのが好きな人には楽しい仕事になります。
プランこそ、旅行の成功の鍵がかかっています。

プランナーになるには旅行会社に勤務するか、フリーランスとしてお客様の要望にお応えするケースがあります。

プランナーは募集する旅行の企画だけではなく、受注されてプランしていくという少し難易度の高いものになります。
お客様からのヒアリングが欠かせません。

歳を重ねることで、話を聴くスキルも身についていることが多いです。
ご希望を聴く、言葉の後ろにある希望も汲み取ることも大切で、55歳になると高齢の方の気持ちも想像できる可能性が高まります。

ご高齢の方が旅を楽しむお手伝いができるのも魅力です。

手配業務に関しては旅行会社に配属されているか、もしくはご自身で
旅行サービス手配業(ランドオペレーター)を行うには、旅行サービス手配業務取扱管理者の資格を取得し、登録する必要があります。

旅行業を営んでいると、この資格はなくてもう手配業務ができます。

55歳からプランナーや手配をする場合はプランを旅行会社に販売するか、旅行会社勤務、または旅行業を開業するのが良いかと思います。

旅ブログ、ライター

もし、書くことがお好きでしたら、ぜひ旅ブログを始めてください。
それが目に留まって、Kindle出版も夢ではありません。

また、ライターとして、ガイドブックへの掲載や独自の地元目線での文章も書けるので、55歳という年齢が強みになります。
知らないとおっしゃる方でも地元に目線を落とすと見えてくるものがあります。

ボランティアガイド


報酬を頂かずにガイドをする。もしも、お金をいただくことに抵抗がある方や55歳から始める時に知識はあるけれども有るけれども披露の場がない方には修学旅行などのボランティアガイドがお勧めです。

有名観光都市ではボランティアガイドを養成する組織もありますので、調べてみてください。

ボランティアガイドだからといって、自分の知っている知識を立板に水のごとく話すのはNGです。自分が主役ではなくてあくまでもお客様のことを考えて伝えましょう。

ボランティアガイドで経験を積んでから、プロとして活躍する人も多いです。
私も有償ボランティアで修学旅行のグループ案内をしていました。

トータルで旅行業

有償で旅の仕事を自由に行いたいなら、旅行業登録がお勧めです。
旅行業登録には旅行業務取扱管理者の国家資格が必要です。

旅行業務取扱管理者は下記の3種類あります。

  • 総合旅行業務取扱管理者:国内外の旅行業務を取扱うことができる

  • 国内旅行業務取扱管理者:国内のみの旅行業務を取扱うことができる

  • 地域限定旅行業務取扱管理者:隣接市町村までの業務のみを取扱うことができる

これらのいずれかの資格に合格したのち、旅行業等(旅行業、旅行業者代理業及び旅行サービス手配業)を営む場合は、登録行政庁(観光庁長官、都道府県知事)の行う登録を受ける必要があります。

晴れて旅行業登録ができたら、ご自身の裁量で旅づくりができます。
55歳からでももちろんできますので、やってみようと思われたその日が吉日、ぜひ、頑張ってください。

コロナ禍を経て発地型から着地型へ

京都癒しの旅は創業時(2012年)から着地型旅行をしていますが、一般的な旅行会社では発地型が中心でした。今も比率的には発地型が多いです。

発地型旅行とは
出発地の旅行会社が目的地の旅行プランを組み、販売するもので、旅行者は自分の住まいから旅行プランがあり、帰りまでトータルの旅である。

着地型旅行とは
目的地で集合して、旅行する形。目的地の地元の旅行会社が作るツアーなのでより地域密着で濃いものが期待できる。
基本は現地集合現地解散です。
海外旅行におけるオプショナルツアーのようなもの。

コロナ禍を経て、マイクロツーリズムという概念が広がり、地元の良いところを案内する旅行会社も増えてきている。

そのため、自分で企画する場合もよく知っている地元を組めるため、追い風です。
小さく始める人にはチャンスありです。

まとめ


55歳からでも始めるのに遅くない旅の仕事である理由

ご自身にあったジャンルの仕事ができます。
ツアーガイドですと、資格なしで始めることができます。

旅行業をするか、旅行会社で仕事をするなら、旅程管理の資格があると案内業務(添乗)ができます。
難しくないので取っておかれることをお勧めします。

自分の思い通りに旅行を作って売りたい方はぜひ、国家資格を取って旅行業を開業されると、誰かに気を使うことなくノンストレスで仕事ができます。

55歳で体力が落ちてきても

弾丸ツアーではなく、疲れない旅作りができるようになります。
スタンプラリーのような旅ではなく、その土地に暮らしているような旅も作れて、歳を重ねたお客様の気持ちや体力を考えて旅が作るのも55歳になっているからこそです。

着地型でできるから、生活を大きく変えずにできます。
自分のペースで日帰りツアーを案内するなどができます。


人生経験があるからこそ、お客様に寄り添えます。

若い頃にはできなかったこと、お客様の心もように気づくことができ、団体旅行にはない特別な旅ができます。

自分で発信すれば、価値観を共有できるお客様と繋がることができますので、旅行の仕事の経験ないことのマイナスはありません。
むしろ、業界のよろしくないことを知らないので、純粋に良いと思うところにご案内できます。

以上のことから、55歳からでも始めるのに遅くない旅の仕事ということになります。

ぜひ、できることから始めてみてください。


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