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経営理念は必要か?
こんにちは。
共に心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。
経営理念なんて必要ですか?
と聞いてこられた経営者がいました。
必要か必要でないかと言われたら、
必要です。
と答えたいところですが、
必要ですから作るべきです、と言われて
作るものではないと思います。
正直言って、必要ないと思う人には
必要ないでしょう。
ただ、あなたは(あなたの会社は)
何の目的でどこに向かっているのですか?
とその会社を応援しようとしてくれる人
例えば、得意先や、社員や、その家族、
に聴かれたときに、
なんて答えるのかなあと個人的に思います。
目的地がわからなければ、
どこに行けばいいのか分からないですね。
何のために存在しているのか。
どこに向かうのか。
これを言語したものが経営理念です。
社員にも経営理念を
目的(経営理念)がなければ
社員もどこに向かえばいいのか
分からなくなります。
会社から課せられる
数値目標は給料UPのためでしょうか?
それもあるでしょうが、
会社は自分の命を使う場でもあります。
(使命と書きますね)
会社の経営理念に共感して
良い社員が入ってきます。
自分もそこに使命をもって頑張るぞ
と思って仕事をしてくれるのです。
会社と社員の成長の方向性を示すもの
と言っても良いかもしれません。
少し脱線しますが、
仕事の報酬は
目に見える報酬ではない、
仕事の最高の報酬は
目に見えない報酬だ、と
田坂広志氏はおっしゃっています。
自分も大いに共感します。
なぜ、我々は一生懸命働くのか。
一生懸命働くことによって、我々は
「職業人としての能力」を身に着けることができます。「腕を磨く」ことの喜びを得ることができます。
そして、我々は、「作品としての仕事」を残すことができます。「良き仕事を残す」ことの喜びを得ることができます。
それは、まぎれもなく、素晴らしい「仕事の報酬」です。
しかし、その素晴らしい「報酬」を求めて歩むことは、実は、さらに素晴らしい「報酬」に向かって歩むことでもあります。
それが、「人間としての成長」です。
どんな人間として成長したいのか。
理念は、会社だけでなく
社員一人ひとりが持っていて
良いものだと思います。
毎年、会社の経営計画発表会の日に、
社員一人ひとりの経営計画発表も
やっている会社があります。
社員が自分自身の理念と経営計画を語るそうです。
会社の理念と社員の理念が
相乗効果を生みそうで
素晴らしい取り組みだと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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