他責と自責を考える
こんにちは
共に心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。
今日は最近よく直面する
他責と自責について
思ったことを書いてみようと思います
他責思考と自責思考
ネットで検索すると
他責思考とは、
自分以外の他人や環境に、
責任や原因があるとする考え方
自責思考とは、
自分に責任や原因があるとする考え方
と書かれています。
ビジネスでは他責ではなく
自責で考えるべきと学びます。
自責は自分ごととして考えるので
当事者意識や
どうすればよいかを考えるので
成長機会が高まると言われます。
たとえば、業績不振の理由を
災害、物価高、コロナ禍、、
こんな状況じゃどうにもできない
とおっしゃる経営者もおられます。
ここに留まるのが他責ですね。
自分が対処できない問題と
自分が対処できる問題に分解して、
その状況の中で自分ができることは
何かと考えること
これが自責です。
問題を自分事にして考えることですね。
他責思考の心理
ですが、頭でわかっているのに
他責になってしまう心、ありませんか?
他責思考になっている、
と自己分析できているのに
自分事として切り替えられないとき。。。
その時の心理状態には
他責をすることに意味があると考えます。
それは自分自身を守りたい、
自己防衛が働いている時だと思います。
特に経営者や幹部の方は
他責思考で物事は解決できないと
よく理解されています。
それでも他責思考に陥ってしまうのは
今時点はそうせざるを得ない心理にいる、
と自分は捉えています。
※謝れない性格や無責任さとか
いうのもあると思いますが、
それはまた別の論点
人は弱くなる時あります。
自分を守りたい気持ちになることはある。
他責をすぐに否定したり指摘するのではなく、
そうせざるを得ない心の状態を受け入れることが
次に向かうステップとして大事だと
考えています。
経営者の面談でも
環境や状況への不満を口にされますが
否定せずに聴いていると、
「そんなこと言ってても変わらんよな」と
気づいていかれる姿を何度も目にしました。
自己防衛の段階を
まず受け入れることが大事なんだと
気づかされます。
そこで初めて
「どうしたらよいでしょうか」と
質問するようにしています。
自責思考はどこに向かう
ビジネスでは自責思考が大事、と
言われますが
自責思考があまり強くなると、
今度はストレスを抱えやすくなり
何でもかんでも自分が悪いと
考えてしまうことがあります。
自分の経験では
管理職になられて間もない方に
多いように思います。
あまり強く自分を責める時は
「自分がいなかったらこの状況は
よくなっていただろうか?」と
考えてもらうようにします。
冷静になってみれば、
自分がいてもいなくても
状況は同じかもしれません。
問題の原因を個人の責任にすると
組織は成長しません。
仕組みとして対策を考える
ことの方がより有効です。
問題の原因を自責にするコツは
仮説だと思います。
仮説的自責思考(造語です)
『もし自分がこの状況を
引き起こしているとすれば』
何ができるだろうか。
自分がどう変わればよいだろうか。
このように仮説にすると、
自責で考えやすくなります。
過去の原因を自責にすること以上に
未来の変化に対して自責思考になるのが
大事だと思います。
まとめ
・分かってても他責思考は自己防衛
・他責に陥る心理状態を受け入れた上で
次の対策を考える
・問題の原因は仮説的自責思考で
・自責思考は未来に向けて
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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