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20代にしておきたい17のこと

これもtwitterのリライトですね、自分的に最初に読んだ2冊がnoteの読書記録マガジンに抜け落ちていることがとても気色悪く感じ、自己満足と分かっていながら書いております。(言わずもがなA型)

「20代にしておきたい17のこと」
著者:本田健

読み始めたきっかけ

最近よく思うことの一つに、事前に情報を知っていてもその情報を真に理解できるだけの経験値を持っていなくては、結局その情報を上辺だけわかったつもりでいるだけでなんの意味もないのではないか?ということが挙げられます。
つまり、何が言いたいかといいますと、学生という時間の素晴らしさを現在進行形で学生である人間が大人に語られても「そりゃそうでしょ~」ぐらいにしか思えず、本当の理解は得られないということです。
「お前も大人になったらわかる」という常套文句がありますが、まさにその通りで、真の理解はそれにふさわしい経験があって初めて成立するものなのです。
こういう思いがあったため、アドバイスとは常にその人の立場になって行われるべきだなと強く思っていました。そこで、この本田健さんの本に注目しました。この本では20代の自分たちの視点に立ち、20代の典型的な状況の人間に向けて陥りがちな失敗や悩みを教えてくれたり、今だからこそできる後悔しない生き方を教えてくれたりしています。ちょうどそういう悩みを持っていた自分にはとてもぴったりでしたし共感できる部分も多かったです。

本を読んで

17章に分けて書かれており、1章につき3,4節ほどのアドバイス(的なもの?)が記されているのですが、文章量は非常に少なくコンパクトにまとめられており、あっさり読むことができました。
内容に関しては、まだまだ自分には足りてないなぁと思うこともたくさんあり、逆にここは自分は既に今の段階で実行できているなと心強くなれるところもありました。足りてないことのうちのどれだけを遂行できるかはわかりませんが、少しずつチャレンジしていきたいと思います。

印象に残ったアドバイス

①「20代に誰と出会うかで人生は決まる」
人生が決まるという部分は少し言い過ぎかとは思いますが、色々な人の考え方を知っておくという面では自分が読書を始めたきっかけと少しリンクするのではないかと思いました。読書では感じ取れないその人の生な考え方や感覚を味わうためには実際に会ってみることが一番の近道なのでしょう。

②「限られた「資産」をどう運用していくか」

ある詩人が、
「若いころはお金と時間がない。でも情熱はいっぱいある。歳がいくと、お金と時間はあるけれど、情熱がない」
と書いていました。

情熱がたくさんある20代という時代に残りのリソースをどうやってやりくりするのか。
特に時間というリソースは万人にほぼ共通に与えられたリソースで、これをどのように消費するかによってその人の手腕が問われるのでしょう。もちろんお金や才能などのリソースには初期値に差が存在しますが、それを持っていない人であればあるほど、万人に同等に与えられた時間というリソースに対してならば使い方を工夫することの有用性はより大きく影響するはずです。

③「運のいい人、悪い人はどこで分かれるのか」
この節では、自分の人生における運に対する考え方を綺麗に言語化されていてとても共感できました。

人生を幸せに生きるための3つのもの
・自分で変えられないものを受け入れる強さ
・変えられるものを変えて行く勇気
・その違いを見分ける賢さ

才能や、学歴などが同じような人であっても、それ以上にその人の運の良さ悪さが人生に大きく影響をあたえていることは今まで多々見てきました。
そういった事実に対して最近自分は、
「人生で出会うもの得るものは運ゲー(運の要素が強い物)だけど、運で手に入れたものを本当に自分のモノにする(利益にする)かどうかは個人の実力である」
と考えていました。
それがとてもこの部分で掲げられていた3カ条とマッチしていて(少しニュアンスの違いはあれ)一番、印象深く刻まれました。

「自分の運命の主人」になれる人だけが、最高の運を呼び込めるといってもいいでしょう。

忘れたくない一文

最後にメモとしてこの本の一番忘れたくない一文。

20代にしておきたいことは、結局のところ、「人生をどう幸せに生きるのか」を考えながら、その基盤をつくることに尽きます。

20代の「イマ」という時間は常に羨まれるものだと思います。どの大人も口をそろえて自分が若い時の話をするのです。それはなぜか。やはりその時にしか感じることができない「何か」があるから、なのだと思います。
しかし、その「良さ」はきっと振り返ったときにしか気づけないものなのでしょう。
だから今はただ目に見える、心に浮かぶことをやってみて多くのモノに触れるということを大事に「イマ」を生きていこうと結論づけました。

(常に思考することは忘れずに)

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