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日本語授業の教案よもやま話

本日は一つ質問から。

皆さん、授業教案はどうされているのだろうか。(特に、私と同業の日本語教師の方々に)

ひょっとして、全く教案不要の方がいらっしゃるかもしれない。または、授業展開に沿って、微に入り細を穿った教案を作っている方もいらっしゃるだろう。

私はその中間だ。今は日本語レベルが中級後半と上級クラスを教えているが、教案は簡単に手書きのメモ程度。しかし文法事項の導入や、例文はしっかり書きこんでいる。それに先日にも文章に書いたけれど、各項目の始まりと終わりの時刻も記入している。

以前、私はパソコンで教案作成をしていた。一度教えたことがある教案にプラスアルファして、新たな教案を作るという感じ。該当部分をコピーして、貼り付けて、また新しい内容を加えて、プリントアウトして・・・とすると意外と時間がかかっていた。

そんなある日。超ベテラン日本語教師の方に、この教案作成のことをお話しすると、「パソコンがないとできないのは合理的ではない。ポイントを直接手書きでいいのでは?」とのアドバイスを受けた。よくお話を伺うと、この先生は空いている時間に、次の授業の指導ポイントと、必携の文法例文帳から例文を抜粋して書き込むだけにされているそうだ。文法例文帳はご自身で作成されていて、指導するにあたり、わかりやすい例文を日頃からストックされているとのこと。

なるほど・・・目からウロコの私だった。そこでパソコンをやめて、ノートに手書きにしてみた。そのとき、私の愛用筆記具は黒と赤のフリクションペン0.5だ。(私は視力が良くないので、この太さがちょうどいい)シャーペンだと、間違えたら消しゴムが必要だが、フリクションペンなら、消すのも楽。このやり方に変えてから、時間は大幅短縮。疲れない。手間がかからないと、いいことずくめになった。

無事、役目を終えた教案は自宅での振り返りに使われる。今日の授業で良くなかったところや気になった点を、赤字で簡単にメモ。次回への反省になる。

それでも、授業の活動など雑多なことを考えていると、あっという間に時間が過ぎてしまうこともある。が、少しは上記のやり方が能率アップに貢献しているかなと、自分では思っている。


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京すずらん
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