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今日の大ホームランだった言葉

日本語授業後の講師室で。

同僚の先生「さっき、近くのコンビニでお弁当買ったんだけど、レジ担当がトルコ人か?と思われる人でね」

私「え、あのコンビニに、トルコ人っぽい人いるんですか?」

同僚の先生「ええ。それで、その人に『あたため と ふくろ?』って聞かれて」

私「何ですか?それ?」

同僚の先生「『お弁当温めますか+レジ袋いりますか』って意味」

私「究極の省略ですね~」

同僚の先生「だから『お弁当は温めます。でも、袋いりません。』と初級レベルで答えた」

私たち日本語教師は、職業柄、まずレジ担当者の国籍、使用語彙で即座に日本語のレベルをチェックし、それに応じた日本語を使おうとする。

もう一人の同僚の先生「でも、よく『あたため と ふくろ?』発言する人がコンビニで働けるな・・・いろいろ細かく複雑な仕事も多いのに。他のお客にも『あたため と ふくろ?』と言い、大体意味が分かってもらえたんで、使い続けているのかも」

私「2つの文をわずか8文字で表現するなんて、すごい。この最短ワードに対して、すぐに意味を理解し、それぞれの質問に、丁寧に1つずつ答えた先生もすごい!」

それにしても、この『あたため と ふくろ?』は絶妙だ。何回聞いても笑えるエピソード。

こんなにまで笑いが止まらないのも久しぶり。あ~、この日の大ホームランワード!





#エッセイ #日本語教師 #日本語学校 #コンビニ #あたため #レジ袋   #お弁当 #笑い #大ホームランワード


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京すずらん
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