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教室での悩ましい問題

12月。今年もあと1か月足らずとなってしまった。

毎年、このころから発生する悩ましい問題がある。

それは、教室内の温度だ。

別に、エアコンつけて暖かくしたらいいのでは?と、普通なら考えられる。日本語学校の教室には、ガスストーブを設置するわけでもなし、暖房はエアコンのみ。

しかし、これはあくまで日本人が基準になっている点を、見落としてはいけない。問題は温度設定なのだ。

クラスの学生の国籍を見ると、マレーシア、ベトナム、香港、タイなど暖かい(いや、場所によっては暑いと言うべきか?)国から来ている学生たちが多い。

そこでのエアコン設定温度がハンパじゃない。「寒い、とにかく寒い~」といって、へっちゃらで29度~30度くらいにする。

彼らの気持ちも、分からなくもない。ずっと座って授業を受けているから、身体が冷えてくるんだろうな・・・

しかし、しかし。

当然立って、しかもZoom参加の学生と、教室にいる学生達の両方に聞こえるように、話す(もちろん、マスク着用)から、私は暑いのなんのって。あまり暑いと、頭がボーっとして思わぬ失態をさらすことになりかねない。

しかも、今はコロナ禍。休み時間は必ず換気するけど、授業中もドアと窓を半分くらい開けて、空気が流れるようにする必要がある。

まあ、学校が設置した空気清浄機もあるけれど、やはり風通しのことも考えなければならない。そうなると、また寒い、身体が冷える・・・と訴える学生達が出現。

なかなか、学生達も快適、私も心地よく、コロナ対策もバッチリ!と「三方良し」にはならない点が、本当に悩ましい。

「皆、自分で服の調節してね」とは言うけれど、マメに服を脱いだり着たりしている学生は少ない。(意外に面倒だと思っているのかもしれない。)

これから、本格的な冬に突入!しばらく、私の悩みは続きそうだ・・・



#エッセイ #日本語教師 #日本語学校 #悩ましい問題 #Zoom     #

教室の気温 #コロナ禍 #冬


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京すずらん
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