見出し画像

Zoom授業 デビュー その後

本日、無事、Zoom授業デビューを果たした。「あ~疲れた!!」これが率直な感想だ。今までの日本語講師経験の中で、最も「疲労困憊した日」と言ってもいい。私は極度のメカ音痴である。ゆえに、自宅で直接Zoom授業されるほとんどの同僚の先生方とは異なり、不測の事態に備えて日本語学校まで赴き、誰もいない教室での授業である。ありがたいことに、どうにもならないような不測の事態は起こらなかった。他の先生方の事前の手厚いサポートがあったからだろう。

今日は新学期のZoom授業初日。20数名の学生たちとは、ほとんどが初顔合わせ。名前と顔と一致させるだけで一苦労。それでも、学生たちは一生懸命に学習に取り組んでいてくれたのが嬉しかった。通常の授業ならば???と思えるような行動をとる学生も普通、数名いるのだが、本日は100%授業集中である。ひょっとしたら、自宅でリラックスしながら学ぶ方がいいのかも。

Zoom授業で一番気を付けなければならないのは、まず「教える側の表情」ではないかと思う。時折、自分の顔をパソコン画像でチラリと見るのだが、緊張しているせいか、怖くておぞましい。能面のような無表情さだ。案の定、学生たちにもリアルタイムで伝わっている。これはまずい。この時期だからこそ、楽しくて和やかな雰囲気が必要不可欠ではないか。このとき「1に笑顔、2にスマイル、3に微笑み」を肝に銘じなければならないと実感。教室で同じ空気を共有していないから、こちらがまず仏陀のような温かな笑みが必要なのだ。そう考えを切り替え、2コマ目の授業から私は「にわか仏陀」になり、随分、授業の雰囲気がやわらかくなった(ように感じた)。学生たちから質問やジョークが飛んできて(一瞬誰が言ったかわからなかったけど)最後は気持ちよく授業が終えられた。

対面授業ならば、学生たちからの純度100%のエネルギーが波動のように感じられ、それが私の元気の源だった。それが、パソコンを通しての「人工的」なエネルギーとなってしまい、これが原因で私を疲労させてしまったのかもしれない。しかし、時期は時期である。何とかこの難局を一致団結で乗り切って、早く対面授業が実現することを切に望む。

Zoom授業は、始まったばかりだ。次の授業では、自分がまたちょっと進歩したと感じられるようなものにしたい。さて、それには大好きなチョコレートを食べて、エネルギーチャージすることにしよう!


#エッセイ #Zoom授業 #教える側の表情 #笑顔 #スマイル #にわか仏陀 #純度100 %のエネルギー #対面授業


もしサポートいただけたら、とてもありがたいです。自分をより向上させるための書籍購入や研究会、勉強会の参加費用にします。また、日本在住で中国語圏生徒達の日本語学習のフォローにあてたいです。