心癒されるもの

最近になって、自分の心癒されるものがひとつ増えた。「エッセンシャルオイル」（精油）である。これは植物の香り成分を抽出したもので、自然の香りなのだ。様々な香りがあるのだが、私は「レモングラス」を選んだ。

洗面器にお湯をはり、ここにエッセンシャルオイルを数滴たらして手浴・足浴をしたり、スプレー容器にミネラルウォーターとエッセンシャルオイルを入れて、部屋やゴミ箱などに一吹きすれば、ほのかな香りを放つ。使い方は様々なようだ。私は、ティッシュペーパーに数滴たらして机の上に置いている。一番簡単な方法だが、こうしてパソコンに向かって文章を考えているときでも、押し付けのない自然な香りが、そよ風のように私をやさしくなでる。気持ちが沈んでいたり、ちょっとイライラしていたりするときは、より効果がある。直接ティッシュペーパーを鼻に近づけて香りを嗅ぐと、ダイレクトに鼻から脳に伝わることで即効性があり、助かることこの上ない。

心癒されるものを見つけて喜んでいるところに、日本語学校で教えていたタイ人の学生からプレゼントをもらった。小さな箱の中にあったのは、タイの仏様（だと思われる）の頭の中に、ハーブが入っているアロマグッズとでも言えるものだった。頭の部分をねじると香りが出るようになっている。添付されていた説明書きによると、クローブやカルダモン、ベルガモットなどがブレンドされているらしい。精神をリラックスさせたり、身体の状態をベストにするなどの効用があるとのこと。何てグットタイミングのプレゼント！嬉々として、これも机上に飾っている。

この世の中には香りがあふれている。ただ人工の香りは、私の場合、どうしても心からリラックスできず、身体に不調をきたしてしまうことがある。「香害」とは本当によく言ったものだ。やはり自然の香りに勝るものはないな・・というのが実感。

私の心を癒す「エッセンシャルオイル」。大変、奥が深い世界だ。にもかかわらず、自分の今の状況に合ったものがすぐわかるように、少し勉強してみようかなと思えてくる。さて、次はどんな香りを選ぼうかな。

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