日本語の聴解授業で知った、生物に学ぶ技術
本当にこの世の中の生物って、なんて素晴らしく、精密なんだろうか・・・と実感した日だった。
またまた日本語上級クラス聴解授業で。
今日は「バイオミミクリ」についてやった。え、ナニコレ?だった私なのだが、簡単に言うと「生物に学び、模倣する技術」のことを指す。
例えば、カタツムリは洗剤を使わずに自分の殻の汚れが落とせる。
アメリカの巨大な木・セコイアは数百ある根から、太陽の光だけで数トンの水をくみ上げることができる。
クモの糸は、同じ重さの鉄より10倍強く、繊維にも応用されている。
などなど。
まさに、目から鱗が落ちてばかりだった。ここで拍手を送りたいと思うのは、生物から学ぶことで、環境にやさしく、私たちの社会問題も解決できるという点だ。この生命の知恵のすばらしさ!
私たちは、生物から多くのことを学ばせてもらっているのだ。いつも、生物に対して謙虚な気持ちを忘れてはいけないと思う。
今日の授業では、グループに分かれて学生達にも、他の「バイオミミクリ」の例を調べてもらった。グループごとに発表してもらい、まとめてみたが皆、生物本来が持つ緻密さ、精巧さに、驚きの気持ちが少なからずあったようだ。
私自身も今日この瞬間から、身の回りの生物たちに敬意を持って接しなければなと、強く感じた。
(参考:「留学生のための聴解アカデミック・ジャパニーズ聴解 上級」)
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