日本語授業準備で大切なこと
「あー、目がチカチカする!」
「肩と首が凝ってて、ガチガチ!」
今の私の状態だ。それでも、この文章を綴っているのだが。
私は今日の午前中はずっと予定表を作っていた。来週の土曜日から始まるJLPT(日本語能力試験)補講クラスのためだ。今回は、N4クラスを担当する。
使用テキストは決まっているのだが、Zoom授業になるため、他にN4アプリやサイトも適宜利用しての展開となる。いつ、どうやるかは、担当の先生方に委ねられている。だから、いつに何をするかを大体考えていたのだ。
私は予定表好きだ。計画を立てるのが好きなのかもしれない。昔から、計画は立てたが計画通りに進まず、計画倒れの憂き目に何回もあっている。しかし、懲りずに計画を立てている。やはり計画もなしに授業するのは、真っ黒なトンネルの中を手探りで歩いているように感じるのだ。
いつまでに、何を、どれだけやるか。これが分かると見通しもつき、ゴールに早く近づける。見通しがつけば、どういう風にやればわかりやすい授業展開になるかが考えやすい。
1回にやるべき量がわかったら、今度は授業時間内でどう行うかを詳しく考える。所属する学校は1コマ45分。だから、この45分単位で前回の復習、今日の導入、練習、活動などをちりばめる。その際、私は文法導入5分、活動10分などと考え、各々始まりと終わりの大体の時刻を教案に書いておく。授業しながら、「ちょっと遅れ気味。すこしペースアップを」とか、「あ、少し時間がある。1つ、2つ練習を」などと、心の中で呟いている。(ときには私の失敗談なんかを話したら、クラス中、大受けしたこともあったが)
時間単位ごとに、何をするのか。学生たちに理解してもらうことは何かを考えられるのは、時間軸に沿った予定表(ここでは教案)のおかげだ。これがしっかりしていれば、時間が全然足らなくて全くできなかったというのが少なくなり、心に余裕ができる。
予定表はもちろん、不測な事態に対して変更を余儀なくされることもある。日々の授業でも、日常茶飯事だ。しかし、恐るるに足らずである。しっかり自分の中で時間管理ができていれば、臨機応変に対処できる。突発的な出来事もライブ授業の醍醐味と考え、日夜せっせと予定表(教案)作りに精出している。
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