週5日テイクアウト男が考える「テイクアウトは今後もお店にとっての販売ルートになりえるか」
みなさんこんにちは。何かと野菜ジュースに頼って必要な栄養が取れていると思い込んでいる一人暮らしのヨシザワです。飲食店をこよなく愛する私はこの2か月自宅周辺のありとあらゆるお店でテイクアウトをしました。本来であれば飲みにも行きたいし、食べにも行きたいのですが、一緒に行く人もおらず、、、おっとすみません。そこで私はひたすらテイクアウトをしたのです。
もともと実施している店舗は大手チェーンを始め、数えられる数だったのではないかと思います。ですが、このコロナウイルス感染防止のための外出の自粛と相まって多くの人が「家で過ごす」ことになったのは言うまでもありません。とはいっても毎日3食作るのも大変ですし、たまにはプロの味も食べたくなりますよね。そんなテイクアウト需要の拡大の流れでテイクアウトに参入したお店は少なくないと思います。
では、今回そのテイクアウトという様式(販売ルート)が非常事態宣言解除後、人々の生活が今まで通りに戻った後も残り続けるのかどうかを週5日はテイクアウトをしている私は考えてみました。
テイクアウトのメリット
週5テイクアウトの私が思うものです。
・さすがはプロの味。とてもおいしい。安定感がありますね。
・とても楽。特に揚げ物なんて家でやるにはハードルが高すぎて、、、
・買いに行くという行為も楽しい
といったところでしょうか。小さいお子さんがいる家庭などでは、お店で食事をすることも一種ハードルが高かったりすることもありますよね。
味に関しても普段お店出している商品をそのまま家で楽しめるわけですから、まあ間違いないですよね。自分では作れないようなものを買うことができる、楽しめるというのは大きなメリットだと思います。
テイクアウトのデメリット
・容器のゴミが出る
・お弁当の容器の多くはごみ箱に入らず、ごみの日まで別で置いておくしかない
・買いに行かないといけない(特に悪天候時)
私の中ではこのようなイメージです。特に、私の家のごみ箱が小さいので、牛丼くらいの入れ物なら入るのですが、大きめのお弁当サイズとなるとそうもいかないのです。そうなると、台所のところに袋に入れたまま置いておくしかありません。(私の住むアパートにはごみを捨てられる場所がありません。ごみの日に指定の場所に出しに行きます。)
ここはお店によってまちまちなので、最近はごみの前の日は大きめの容器のお店、などという風に自分の中で勝手なルーティンを作っています。
これはこれで週1、2の楽しみ的な感じですごくいいのですが、ゴミ問題はどうにもならないですよね。
そして皆さんもお考えの天気問題。テイクアウトはお店まで買いに行く必要がある点ですね。私としては買いに行く問題はさほど重要ではありません。なぜなら「買いに行かないと本当に歩かない」からです。在宅勤務をしていて、一歩も外に出ない日も増えてきました。そんな中でも雨の日であろうと自分を律して買いに行きます。運動不足解消です。
デリバリーしてしまえば問題ないのですが、やっぱり現物を選んで決めたいじゃないですか。お店に並ぶ商品を自分で選んでワクワクしながら帰る、この時間を買っているようなものです。
では、今後のテイクアウトは?
さて、ここで本題に戻りますが、騒ぎが収束した後もテイクアウトという販売ルートは残すべきかはどのお店にとっても悩ましい部分かと思います。テイクアウトをやめ、店内飲食だけにしてしまえば、専用の容器を仕入れる必要もありませんし、一括表示ラベルやテイクアウト用商品ならではの衛生管理からも解放されます。ですが、私は考えます。
「今後、テイクアウトをしたいと思う人は減るだろうか」
ここで言う「テイクアウトをしたい人」は大きく2種類に分類されると思います。「家で食事を取らざるを得ない人」と「オンライン飲み会をする人」です。
前者の「家で食事を取らざるを得ない人」に関しては在宅勤務の方がメインとなります。また、専業主婦(夫)の方で、子どもの学校がお休みになっている、というパターンも含まれます。会社に行くことなく、朝、昼、晩と3食を家で食べる。毎日違うレパートリーで食事を作るのはとても大変なことです。さらには、お母さんの職場は通常勤務、子どもも学校再開となったのち、全く料理をしなかったお父さんだけが今後も在宅勤務になった、などの場合も上記に該当します。
続いて後者の「オンライン飲み会をする人」です。オンライン飲み会は今、かなりの人がその存在を始める前よりも高く評価していると思います。「抜けたいときにサッと抜けられる」「安上がり」「電車を気にしなくていい」「すぐそこにベッド」など、従来の”オフライン飲み会”との差を強く感じ、人がまた新たな人を呼んでいるような状態です。
私はこのオンライン飲み会は今後も残っていく文化だと考えています。在宅勤務者が半数を占める会社があったとします。急な飲み会のために在宅勤務者が出社している人に合わせて職場の最寄り駅まで行くでしょうか。答えはNOだと思います。折衷案として、出社した人が帰宅後にみんなでオンライン飲み会、というような形が出来上がると思います。
そこでテイクアウトに繋がります。オンライン飲み会用のおつまみをテイクアウトする人は一定数いると考えています。前述のような、出社した人が家に帰って料理をするのは大変だというとき、またはいつものオンライン飲み会に少し違ったおつまみを用いて参加したいときなどです。
現在、生産者を支援する動きの中に、産地直送の特産品があり得ないような安さで売られ、それらを一般家庭が購入するというものがあります。その中にはオンライン飲み会のおつまみにしたくなるような逸品が多く出品されており、職場の同僚も何人分かわからない数の牡蠣を購入し、飲み会に参加していました。
テレワークや自粛で毎日家にいるときは、ある程度の量や、短い消費期限でも対応できますが、今後出社や外食も徐々に増えていくとすると、量が多いものや消費期限の短いものは敬遠されていく傾向になるのではないかと考えています。その流れの中で、1人前から購入可能なテイクアウトおつまみの需要は残り続けるのではないかと思います。
上記を考えると、今後「テイクアウトをしたい人」は決して減ることなく、一定数の需要はキープされ続け、テイクアウトという販売ルートは今後も残り続けると思います。
今現在テイクアウトをやられているお店は売上アップのためにも継続する意味があると思いますし、まだ始めていないところは販路の拡大(潜在層へのアプローチ)の手法の一つとして始めてみるのもいいと思います。
ですがそこでは、食中毒への注意や、一括表示ラベルの準備、イートインでの販売時には使用しなかった使い捨て容器や割りばしが必要となり、コストもかかります。だからこそ衛生管理や原価管理が今まで以上に必要になってくると思います。
テイクアウトを続ける、始めるうえでの注意点などがまとめてあるnoteがありますので、こちらに貼ります。
終わりに
ここまで私の考えることを時には感情も込めてつらつらと書いてまいりました。私は日本の飲食店の文化は素晴らしいものだと思います。おいしいご飯をお手ごろな価格で購入できる点は特に素晴らしいと思っています。
さらにはコロナウイルスの感染拡大という今年1番の話題になるであろう出来事とはいえ、このお店の味を家でも気軽に楽しめるテイクアウトという購入方法が世間に対して当たり前になりました。今までは一部のお店でしかやっていなかったことが、すぐ近所の個人店でもできるようになりました。この文明開化のような動きは、なくすべきではないと思いますし、なくす必要がないものだと思っています。
また、下記のサイトでは簡単にお店の紹介画像を作ることができます。
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そして、最後に一言。
私はこれからもテイクアウトをし続けます!
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