記野式:サクッと!ゲーム業界講座 7月前半号
こんにちは。年に1回の誕生日を迎えました。新年と共に人生を振り返る良い機会だと思います。しかし…梅雨は明けないが暑いですね。殺人的な暑さですから体調管理にはお気をつけください。何げに年に1度は熱中症を発症していたりする私です。
さて、今回のまえがきでは「Metaverse(メタバース)」について久しぶりに書いてみました。これは「The Nation」がメタバースについて厳しい記事を書いたことに私が過敏に反応したものではありますが、「メタバースは死んだと言っても過言ではない。いや決して生きてはいなかった」にはショックを受けました。読んでみてください!
いつも通りイギリス週間ランキングから始めますが、今回の目玉は「世界のモバイルゲームのマネタイズ事情」です。世界で売上を上げているモバイルゲームはどのようなマネタイズ法を取っているのでしょうか?
また、「ゲームユーザーのエンゲージメント動向」ではゲーマーと、ゲームに対するエンゲージメント関連性についてレポートしています。もちろん、Microsoft - Activision Blizzard アップデートで〆ていますのでそちらもご覧くださいね。
本記事での為替レートは1ドル=142円で計算しています。
<記野式まえがき:Metaverse (メタバース)は大失敗なのか?>
コロナ禍にもてはやされた「Metaverse(メタバース)」という言葉ですが、最近あまり聞かなくなってきました。
メタバースとは「メタ(超)」と「ユニバース(世界)」を組み合わせた言葉で、アメリカの作家Neal Stephenson が1992年に発表した小説『Snow Crash』に登場する架空の仮想空間サービスの名称だったこと、特に視覚的に仮想空間内で自身の「アバター」という概念を作ったことなどが、仮想現実を可能にするテクノロジーが整った現在にマッチして使用されているようです。
1865年創刊という歴史を持つアメリカの先進的な雑誌「The Nation」上で「Lessons From the Catastrophic Failure of the Metaverse(メタバースの破壊的失敗の教訓)という記事がアップされました。私も読んでみたのですが、Metaをはじめ関わる業界からすればかなり過激な内容でしたので紹介しておきますね。
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