新!記野式:サクッと!ゲーム業界講座 7月後半号
こんにちは。梅雨があっという間に明けて今年は去年にも増して酷暑ですね。体温越えは身体に来ます。皆様もくれぐれも熱中症にお気をつけくださいませ。
週末に京都で行われたBit Summitに行ってまいりました。インディーズの盛り上がりは、昨今のゲーム業界の陰鬱な流れを吹っ飛ばしてくれるのではないかと思うほど活況でした。昨年は1フロアだったのですが、今年は2フロアに大きく広がっており、特に一般デーの土曜日の人の多さには驚きました。
京都市内のみやこメッセにおいて7月19日~21日(19日はビジネスデー)に行われたBitSummit ですが、見たところ来場者数は昨年23,789人を大きく上回っているように見えます。いやはや一大イベントに成長していますね。
私が撮った写真はビジネスデーのものなのでそれほど混みあっているようには見えませんが、土曜日はこんなもんではありませんでした。
さて、お知らせしています通り、遅れているアメリカ市場Circana(旧NPD)データ6月分は来月前半号には間に合うはずですので、今回もおあずけになります。ホントなら、後半号で全世界の前月のデータをすべてまとめてお知らせしたいところですが、データ発表が間に合っていません。もう少しだけお待ちくださいね。世界のモバイルゲーム市場データも間に合いませんでした…。こちらも来月の報告となります。
ヨーロッパ市場、イギリス市場の6月度売上データ、6月度PSNダウンロードランキングに続き、アメリカ市場の動向、そして<最近の話題をまとめてみた>まで!ぜひ最後までご覧くださいね。
本記事での為替レートは1ドル=152円、1ポンド=197円で計算しています。
<2024年6月&上半期(1月~6月) ヨーロッパ市場データ分析!>
今号も6月度のアメリカ市場報告がないので、ヨーロッパ市場データからまいります。2024年上半期のデータも合わせて発表されていますのでこちらもご覧ください。
毎回の説明ですが、このデータは売上高(金額)ではなく売上ユニット(台数、本数、個数など)がベースになっています。売上金額をベースにしたアメリカのCircana(旧NPD)とはアプローチが違いますのでご注意くださいませ。
1.2024年6月の市場概況
6月にヨーロッパ市場で販売されたPCおよびコンソールゲームは1,130万本。前年同月比で19%ほどダウンしました。また、この月のハードウェア販売台数は、ヨーロッパ市場全体(とはいえドイツ、イギリスを除く)で30万台強となり、前年同月比で24%ダウンとなりました。
2.ハードウェア考察
PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch の3つのプラットフォームすべてがダウンしていますが、PlayStation 5が最も回復力があり、6月の販売台数は前年同月比で10%減少にとどまっています。
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ありがとう♪ いっぱいいっぱい情報書きます! 毎月10日、25日頃に更新しまーす。 次回もよろしくお願いします。