日当たりの悪い部屋に2年住みました。
日当たりの悪い部屋に2年住みました。
植物は元気ないですが、私はすこぶるです。
朝7:00。
起きてカーテンを開けると、薄ら白いグレーの光がボヤボヤっと部屋に入ってきます。外が晴れなのか、曇りなのか見当もつきません。暗いので電気を付けます。
立地について話しますと、木造二階建てのアパートの1階に住んでおります。隣に建つのが、同じく2階建ての個人経営のピアノ教室です。
このピアノ教室に光を吸収され、ピアノの旋律に変えてこちらに流れて来るといった
流れであります。
よく聴こえてくるのは少し前に流行った曲で、元GReeeeNの「キセキ」であったり、大塚愛の「さくらんぼ」であったり。そんな中、EXILEの「Ti amo」が流れてきた時は何となく胸が熱くなりました。今聴くとちょうどいい名曲だと思います。
なぜこんな部屋に住むことになったのかと申しますと、初めての一人暮らしで何を基準に決めれば良いか分からなかったのです。
とにかく築浅であればあるほど良いという一貫した考えの元、築5年家賃6万ワンルームわずか7畳の部屋(生活スペースは4畳ほど)の部屋に嬉々として入居した次第です。
お昼12:00。
太陽が真上にあるおかげで、窓から10cmほど光が差し込みます。ここで外が晴れていると分かります。どおりで鳥がよく鳴いている訳だと答え合わせが出来る時間です。急いで植物を窓際に置きます。わずか30分ほどの日光チャンスに植物たちも葉っぱを目一杯広げて光を受け止めます。元気はないのですが、枯れないところを見ると根性はあります。流石植物と言ったところです。
お昼過ぎ14:00。
もう夜です。カーテン閉めている時と大して変わりません。ちなみに電気は1日中付けています。電気代が恐いのでLEDの間接照明を買って使っているのですが、どれくらい節約出来ているのか、はたまた出来ていないのか謎のままです。何となく謎のままにしておく方が自分にとって良いと感じています。
もちろん洗濯物も乾かないので、家で洗濯をしてコインランドリーで乾燥をします。コインランドリーには週に1〜2回行くことになるのですが、月に1回くらい使い方を尋ねられます。
もちろん丁寧に説明しますし、特に嫌な思いもないのですが、「説明、書いてあるのになぁ。」とは思います。
ですが、「コインランドリーの説明を読み聞かせる日が月に1回ある人」という書き方をすると、自分がユニークな人の気がして良いかもしれません。
よく部屋が暗いと気分が沈み、性格も暗くなると聞きますが、私や他の住民の様子を見ると、その通りだなと思います。
木造で壁が薄いせいか隣人の声がよく聞こえるのですが、この間カップルで喧嘩をしてるみたいで、
「フォーク置け!!!とりあえずフォーク置け!!!!!フォーク置いてください!!!!!!!」
という声が聞こえてきました。
彼女がなかなかフォークを置かないのも日当たりが悪いせいなのです。
すっかり日陰の暮らしに慣れた今、引越しを考えています。
物件探しの1番の条件は、日当たりが良いことです。
家で太陽光を浴びたいです。太陽光を浴びたいという想いが心から湧き出てきます。
人間、生きていると欲が出ますね。
現在、午前7時53分。
外が晴れなのか曇りなのか、見当もつきません、