【気づき・日記】2024/12/15(
むすめに「ドラえもんの道具で何がほしい?」と聞かれたので、「ジキルハイド」と答えた。「ジキルハイド」は、一錠につき十分間、まるっきり性格が反対になってしまう薬。自分が我慢強く、人に気を遣いすぎる性格なので、たまには解放感を味わいたい。「いま旅行に行きたくなったから、これから行ってきます」とか、「もう疲れたから、家事しないよ」とか、なんも気にしないで言いたい。でもよく考えたら、少しくらいのことなら、ジキルハイドを飲まなくてもできそうな気がする。しんどくなってきたら、ジキルハイドのことを思い出してみてもいいかもしれない。
明るく、こちらから、「こんにちは」とあいさつするだけで、そのあとの相手からの態度が変わるように思う。不機嫌そうに見える人も、わりと笑顔で返してくれたりもする。相手の態度がどうであれ、まず、こちらから、笑顔で「こんにちは!」が大切。
「亭主関白」という言葉を知らないむすめが、夫(パパ)に向かって「パパって王さまみたい」と言った。たしかに……。わたしが普段言えないことを言ってくれたむすめの発言に、ちょっとスッキリした。
やってみなければ、できるようにならないのに、わが子の「これやりたい」をめんどくさがる自分がいる。遠回りだけど、やらせてあげるほうが、結果として自分が楽をすることにもつながるんだろうな。
「大事なことはたいていめんどくさい」という言葉を聞いて。なるほど、たしかに子育ても、ダイエットも、運動も、めんどくさいもんな……。めんどくさいことをやっているときは、「これは大事なこと、大事なこと」と心のなかでつぶやいてみることにする。
とある小説が、はじめから終わりまで、ずっと教訓めいたものにあふれていて。まるで、映画の戦闘シーンをずっと観ているような気分だった。さすがに戦闘シーンが2時間も続けば疲れる。映画も小説も、緩急が大切。それはたぶん、人生も。しょうもない時間や、のほほんとした日常。これがあるから、がんばれるのだ。
靴は人生を表しているって思った。長いこと、「ブーツを履きたい」って思っていて、去年、ついに買って。でも、普段たくさん歩くことが多いせいか、ブーツの出番がない……。今はスニーカーがメイン。自転車や徒歩にはうってつけ。そういう人生が、「自分が選びとった人生」ということなんだろうな。