Vol18 ふくらはぎにも反射区ってあるの?
足裏に反射区があることはなんとなく知ってはいても、
当店では「ふくらはぎ」をとても大切にしていることからよくこんな質問も頂きます。
答えは、YESでありNO.
さて、その話を今日はしていきたいと思います。
専門的な話になりますが「足つぼ」と言いながら、
「反射区」と「つぼ」というものは厳密にいうと違っていて、
「反射区」というのは雑にいうと「だいたいこのゾーン」
「つぼ」は専門用語でいうと「経穴」といい、鍼灸で使う概念になります。
足つぼマッサージと世間一般にいうものは「経穴」を使った療法ではないため「つぼ」ではなく、「反射区」というゾーン療法となります。
何言ってるのかさっぱりわかりませんね(笑)
とにかく鍼灸で使う「つぼ(経穴)」を私たち足つぼニストは使っているわけではないということだけご理解ください。
そういう観点から言うと、
足つぼ療法には臓器・器官に対応する「反射区」は存在していません。
一方で、この鍼灸で使う「経穴」(ほんまもんの「つぼ」)観点からいうと
たくさん存在しています!
足の後ろ側がいわゆる「ふくらはぎ」
外側の一部は「スネ」に属しています。(※をつけています)
足の後側
委中(いちゅう)
承筋(しょうきん)
承山(しょうざん)
足の外側(スネ)
三里(さんり)※
上巨虚(じょうこきょ)※
豊隆(ほうりゅう)※
陽輔(ようほ)※
懸鐘(けんしょう)
陽陸泉(ようりょうせん)
胆嚢穴(たんのうけつ)
光明(こうめい)
飛陽(ひよう)
足の内側
陰陸泉(いんりょうせん)
築賓(ちくひん)
三陰交(さんいんこう)
私自身が実際に施術をする際には
この「経穴」を意識することはとても少ないのですが、
女性はとても内側の巡りが悪いこと。
そしてここは腎機能・生殖機能を司る経穴が多い。
そして外側には消化器系を司る経穴が多く、
外側の張り、内側のむくみみたいなものを総合的に眺めながら、
その人の「足」「脚」を軸に体調のヒアリングを行っています。